The Moon Age Calendar >> Main >> Exhibition >> Missons >> Explore  DrawUp 1998/02/10  Renovate 2003/06/23



月探査の歴史と今後



月探査の歴史

ルナ2号
名    称 国名 打上年月日 内         容
ルナ1号
ソ連
1959/01/02
月から6000キロのところを通過。
ルナ2号
ソ連
1959/09/06
初めて月に衝突。
ルナ3号
ソ連
1959/10/04
初の月の裏側を撮影。
レインジャー6号
アメリカ
1964/01/30
静かの海に衝突。
レインジャー7号
アメリカ
1964/07/28
雲の海に衝突までに4300枚もの写真を撮影。
レインジャー8号
アメリカ
1965/02/17
静かの海に衝突。
レインジャー9号
アメリカ
1965/03/21
アルフォンススクレーターに衝突。
ゾンド3号
ソ連
1965/07/18
月から1万キロのところを通過、月の裏側を撮影。
ルナ9号
ソ連
1966/01/31
嵐の大洋に初の軟着陸。
ルナ10号
ソ連
1965/03/31
初の月の衛星となる。
サーベイヤー1号
アメリカ
1966/05/30
嵐の大洋に軟着陸。
ルナ・オービター1号
アメリカ
1966/08/10
アポロ着陸サイトを調査。
ルナ11号
ソ連
1966/08/24
月の周回軌道上から調査。
サーベイヤー2号
アメリカ
1966/09/20
補助エンジン点火に失敗。コペルニクスクレーターに衝突し破壊。
ルナ12号
ソ連
1966/10/22
月の周回軌道上から調査。
ルナ・オービター2号
アメリカ
1966/11/06
アポロ着陸サイトを調査。
ルナ13号
ソ連
1966/12/21
嵐の大洋に軟着陸。
ルナ・オービター3号
アメリカ
1967/2/4
アポロ着陸サイトを調査。
サーベイヤー3号
アメリカ
1967/4/17
嵐の大洋に軟着陸。後にアポロ12号によってカメラが回収される。
ルナ・オービター4号
アメリカ
1967/05/08
月面のマッピング。
ルナ・オービター5号
アメリカ
1967/08/01
月面のマッピングと高緯度調査。
サーベイヤー5号
アメリカ
1967/09/08
静かの海に軟着陸。
サーベイヤー6号
アメリカ
1967/11/07
中央の入り江に軟着陸。
サーベイヤー7号
アメリカ
1968/01/07
ティコクレーター北縁に軟着陸。
ルナ14号
ソ連
1968/04/07
月の周回軌道上から調査。
ゾンド6号
ソ連
1968/11/10
月の周回軌道上から調査ののち帰還。
アポロ8号
アメリカ
1968/12/21
アポロ初の有人飛行。
アポロ10号
アメリカ
1969/05/18

アポロ11号
アメリカ
1969/07/16

ゾンド7号
ソ連
1969/08/07
月の周回軌道上から調査ののち帰還。
アポロ12号
アメリカ
1969/11/14

アポロ13号
アメリカ
1970/04/11

ルナ16号
ソ連
1970/09/12
豊の海に軟着陸、100gの月の試料を採集して
地球に持ち帰る。24号も同様(1976年)
ゾンド8号
ソ連
1970/10/20
月の周回軌道上から調査ののち帰還。
ルナ17号
ソ連
1970/11/10
雨の海に軟着陸。無人移動式ルナホート1号。
アポロ14号
アメリカ
1971/01/31

アポロ15号
アメリカ
1971/07/26

ルナ19号
ソ連
1971/09/28
月の周回軌道上から調査。
ルナ20号
ソ連
1972/02/14
豊の海に軟着陸。月の石を採集して帰還。
アポロ16号
アメリカ
1972/04/16

アポロ17号
アメリカ
1972/12/07

ルナ21号
ソ連
1973/01/16
晴れの海に軟着陸。無人移動式ルナホート2号。
ルナ22号
ソ連
1974/06/02
月の周回軌道上から調査。
ルナ24号
ソ連
1976/08/14
危難の海に軟着陸。
月の石を採集して帰還。
ガリレオ
アメリカ
1989/10/18
木星への航行時間・燃料短縮のためフライバイを利用する際に2回月の観測を行う
Hiten
日本 1990/01/24
月を周回したのちフライバイへ。
クレメンタイン
アメリカ
1994/01/25
71日間で200万枚のデジタル画像を撮影。
ルナー・プロスペクター
アメリカ
1998/01/06

ルナーA
日本 1999/2−3
2003年現在、さらに計画が延期されています。


レインジャー1号

サーベイヤー。

ルナ・オービター

月面を離れる月着陸船イーグル。

アポロ11号司令船。

アポロ11号アームストロング船長の足跡。

ルナーA





ルナとゾンド  Luna & Zond(1959-1976)





レインジャー  Ranger (1964 - 1965)





サーベイヤー  Surveyor (1966 - 1968)





ルナ・オービター  Lunar Orbiter (1966 - 1967)





クレメンタイン  Clementine (1994)

クレメンタインは米国国防総省弾道ミサイル防衛局(かつての戦略防衛構想局)と 米国航空宇宙局(NASA)の共同計画により、ローレンスリバモア研究所で開発されたセンサーの機能確認のために打ち上げられました。

探査機は海軍研究所によって設計・制作され、1994年1月25日に月を周回する楕円軌道に向けて打ち上げられました。

クレメンタインは月の表面からの距離を425kmから2950kmに変化させながら、2ヶ月にわたって詳細な月の地図の作成を行いました。

搭載された観測機器の中には紫外線から赤外線までをカバーする映像取得装置が含まれており、さらに月の中緯度地域の高度を測定することも可能でした。

1994年5月には小惑星(1620)ジオグラフォスの観測を行うための軌道に投入され月を離れることになっていましたが、機器の故障が発生し軌道修正は行えませんでした。

しかし、その後、操作は可能となり、現在は今後のクレメンタインの観測計画を検討していると言われています。





ガリレオ  Galileo (1989)

木星の周回軌道から観測する軌道船と木星大気に突入して内部の様子を調査する観測船から構成され、 現在木星への軌道を航行中です。

軌道船は木星の周回軌道を航行し木星の衛星を詳しく観測し、観測船は木星大気に深さ600kmまで降下しながらガス型巨大惑星の内部を初めて観測しデータを送り返してくる予定です。

ガリレオは木星に向かう途中で、幾つかの小惑星と月面の接近写真を地球に送ってきました。

また、シューメーカー−レビー第9彗星の木星への衝突の映像も撮影しています。

燃料と航行時間短縮のため地球や月の引力を用いるために数回に渡り接近することになっています。

打ち上げが行われたあと、展開式の高利得アンテナの展開に失敗し、その後何度かアンテナ展開の試みが行われましたが、結局失敗に終わっています。

現在ガリレオとの交信に使用されている低利得アンテナでは1秒に10ビットの情報しか送受信でき無いと言われています。

ジェット推進研究所では、通信できる情報量を可能な限り増やすため、地上の受信アンテナの感度を向上させたりデータの圧縮化技術(画像情報に関してはJPEGに似たデータ圧縮フォーマットを使用、その他の観測機器の観測データに関しては可逆圧縮。)を開発しました。

これによって低利得アンテナだけであっても、当初予定された観測対象の70%の観測データを送ることが可能と予想されています。





ルナー・プロスペクター  Lunar Prospector(1998)




ルナA  Luna-A





Hiten  1990