Crisis Graph
危険度グラフなどについて多くのご質問を戴いております。
算出法については
Calcのページでご紹介しておりますが、こちらでは概念的なものについてご紹介します。
天空における太陽の通り道を黄道と言います。
その背景にある星座のことを、黄道12星座などと呼び星占いの星座として有名です。
一方、天空上の月の通り道のことを白道と言います。
白道は黄道に対して約5度9分傾いていて、
交差する2点(昇交点・降交点)以外で満月や新月を迎えても
月食や日食が起きないのです。
昇交点や降交点で満月や新月を迎えたときが、最も大きな潮汐力を受けることは以前から知られています。
満月や新月では太陽・月・地球が一直線上に並ぶものと思われがちですが、
実際には地球の周りを回る月の軌道が傾いていることから上下のずれが起きていることになります。
次の図を見てください。
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黄色い丸が月で、赤い丸が太陽です。
A・B・C・D・Eは、それぞれ全て新月になります。
黄道と白道には傾きがあるために、上下(黄緯)のずれは無視して、左右(黄経)の一致だけで
新月や満月などが決められています。
ここで言う上下左右とは、こういうことです。
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上下が黄緯度差、左右が黄経度差と言うことになります。
少し冷静に考えまがら、次の図を見てみましょう。
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aとb、それぞれは、太陽と月の角度差は同じですが、
aが新月で、bは新月の1日前となります。
これは3次元的に見れば、どちらも同じことだと言うことになります。
新月や満月でも、黄緯度差が大きければ、絶対的な潮汐力は弱いと言うことになります。
さらに、太陽と月それぞれの地球との距離を加えることで、
3次元的な関係が明確になってきます。
黄経・黄緯・地心距離、この3つの要素を太陽と月それぞれについて算出して
各日の総合値として算出をしています。
さらにこの総合値を、その月内における相対的な度合いとして危険度としています。
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