The Moon Age Calendar >> Main >> TheMoon  DrawUp 1997/01/01 Renovate 1999/04/03



偉大なる月




日々見上げる月の輝きには言葉に表わせない魅力を感じます。
人類が初めて月に降り立って30年にもなろうとしていますが、
どのようにして地球の衛星として月が出来たのか、未だ確信はありません。
諸説があり、その捕らえかたは人それぞれとも言えますが
地球上の生命の誕生を語る上に於いても
月の存在は否定できないようです。



- Menu -









月を探る

月の赤道半径は1738Kmで地球の4分の1、質量は地球の約81分の1、平均密度は地球の3分の2です。
月には大気は無く、磁場も地球の10000分の1と微弱です。
月の表面には、クレーターの存在する「高地」と、クレーターが少なく暗い「海」と呼ばれる部分があります。
かつては海の部分にも多くのクレーターが存在していて、のちに内部に溶岩が流出して覆ったためと言われています。
また、溶岩が流れた跡とも考えられる河床や谷状の地形や断層も見つかっています。
ガスの噴出を観測した報告も多くあり、1965年にはNASAの調査でクレーター内の赤色発光現象も観測されています。
詳しくはをご覧下さい。




トップへ



月の起源

月が誕生したのは今から46億年前と言われています。
クレーターの年代を調べると、古い地域ほどクレーターの規模が大きくクレーターの数も急速に増加していることが分かります。
つまり、月の誕生時に大量かつ大規模な隕石落下があったことを意味し太陽系誕生初期に大量の微惑星が衝突を繰り返した痕跡と言われています。
小惑星帯やカイパーベルト等とも関連があると見られています。
詳しくはのページをご覧下さい。



トップへ



月の影響

月齢の変化が地球にどのような影響を与えるのでしょうか?
満ち潮や引き潮は毎日起きていますが月齢の変化によって満月や新月には大潮となり満潮と干潮の差が最も大きくなり下弦上弦の半月には小潮となり、干満の差が小さくなります。
月齢の変化による影響は物理的現象として現れています。
質量の大きな太陽の引力も大きな影響を及ぼしていますが距離が遠方のため起潮力としては月の2分の1程度です。
詳しくはのページをご覧下さい。



トップへ



月の地心距離

月と地球の距離は38万キロと学校で習いました。
現実には約25日周期で+−2万キロも変化しています。
学校のテストで月と地球の距離は36万キロでも40万キロでも点を与えなければならなかったわけです。
話が逸れましたが、月齢周期とは違う地心距離の変化も合わせた影響を我々は受けていると考えることが自然です。
月の見掛けの直径は平均31分5.2秒ですが、最大33分47.4秒から最小29分22.9秒の間で変化します。
見掛けの大きさの違いは地球からの距離変化により周期的に変化します。
この変化によって、日食が皆既や金環食となったりします。
詳しくはのページをご覧下さい。



トップへ



同じ面を向ける月

月の満ち欠けは約29.5日間隔で新月から満月を経てまた新月へと繰り返しています。
これは動いている太陽の方向を基準とした周期で「朔望月」と言いい、また、月が見掛け上動かないとされる恒星に対して天空を1周する周期を「恒星月」と言います。
月は公転周期と自転周期が等しいため、常に地球に対しだいたい同じ面を向けて回っています。
厳密には、月の軌道が傾いていることなどから、上下左右に向きを変えています。
これを「秤動」と言い、地球の自転軸の傾きから、季節が出来ることに似ています。
「秤動」により月の約60%が見えることになります。
詳しくはのページをご覧下さい。




トップへ



太陽の地心距離

月の場合と同じように太陽と地球の距離も変化しています。
その変化分は98.33%から101.68%で約500万キロにもなります。
月と地球の距離の12倍から14倍になります。
太陽の見掛けの直径は平均31分59.26秒ですが、最大32分31.9秒から最小31分27.7秒の間で変化します。
見掛けの大きさの違いは地球からの距離変化により周期的に変化します。
この変化によって、日食が皆既や金環食となったりします。
周期は約365.2596日で恒星年より約4分半ほど長く、およそ10万年で地球を一周する周期で変化しています。
現在では1月初旬に近日点、7月初旬に遠日点を迎えます。
当ページでは月齢(位相角)・月の地心距離・太陽の地心距離と白道と黄道の角度差を合成した形で総合値を求めています。


トップへ



黄道と白道

黄道とは太陽の軌道面のことで、太陽の通り道に位置する星座のことを黄道十二星座などと呼びます。また、白道とは月の軌道面のことを言います。
白道は黄道に対し5.15度傾いていて、地球の自転軸の傾きの23.45度が加算され赤道から最大28.6度、最小18.3度となるために冬の満月は天頂近くまで昇り、夏の満月は地平線近くに見えることになります。
日食や月食が新月・満月毎に起きないのは、黄道と白道の交点が新月・満月に必ずしも一致しないためです。
新月・満月に黄道と白道が一致すると日食や月食になり満ち潮や引き潮も更に大きな潮力を持ちます。
この上下のズレもまた月と太陽の織りなす力の重要なファクターの1つと言えるでしょう。



トップへ



交通事故との因果関係

地方の警察署で同様の調査をされているようです。
新月・満月には重大事故が多く上弦下弦の半月にはうっかり事故が起りやすいと言うものです。
満月には犯罪が増加するなどという話も良く聞きます。
全国の交通事故件数を分析することは情報源の問題からも不可能なため、当サイトでは地域を限定した形で分析を進めています。
1996年の交通事故発生状況と月と太陽の関係を分析集計し、その結果から今後の危険度などを推算して行くことになります。
詳しくはのページをご覧下さい。


トップへ



交通事故の発生

月齢を始めとする各種の作用が人体へどの程度影響するのか確固とした定義は未だありません。
しかし、各種影響は人体の肉体的影響ではなく精神的影響が大きくなるようです。
運転中にキレてしまうことが満月新月には多くなり、より大きな事故につながりやすいということです。(* キレる:瞬間的に逆上してしまう状態のこと)
逆に上弦下弦の半月には精神的反応が鈍くなるような傾向になりうっかり追突するようなことが多いようです。


トップへ



交通事故の防止

月齢などの影響は人体の、よりメンタルな部分に作用することから自己暗示的に危険を意識することで精神的な不安定な状態を防ぐことが出来るようです。
運転中に冷静さを保つためにも心のどこかに「今日は危険な日」と意識することが最も効果的な事故防止になるようです。


トップへ



事故以外の影響

各種の作用は人体や海の満ち引きにのみ影響しているだけでは無いようです。
日本は世界的にも有数の地震大国です。
アジア(ユーラシア)と太平洋とフィリピンからのプレートのぶつかり合いから大きな地震が多発しています。
プレートの歪みの限界が何時起きるのか、そこが問題です。
月の引力などがプレートの歪みをより大きくすることが考えられます。
関東大震災や阪神の大震災・奥尻沖地震なども満月や新月の当日やその前後に発生しています。
地震との関連に付きましてはのページをご覧下さい。
マグニチュード7以上の地震に限定したものですが、今後範囲を広げて行きたいと思っています。


トップへ



よく戴く質問について

地平に見える月がどうして大きく見えるのか?
なぜ月が赤く見えるときがあるのか?
についてのご質問を多く戴きます。

月の大きさの違いや、色の違いなど、日々見上げる月の不思議は意外にも沢山あるものです。
のページでは、このような数多くのご質問をまとめてご紹介しています。


トップへ



ページトップに戻る