● 天文用語 ●
[旧暦]
太陽太陰暦の事を総称して旧暦と呼びます。陰暦とも呼びます。
太陰暦では朔(新月)の日を毎月1日(ついたち)とします。
従って暦上の1か月は、朔の日から次の朔の前日までで、その長さは朔望月に等しく平均29.530589日ですので、29日の暦月を小の月、30日の暦月を大の月と呼んでいました。
このような太陰暦に於ける1年は平均354.3671日となり1太陽年の365.2422日より11日不足しましたので、3年に1度程度の割合で13暦月とした閏年を設けていました。
現在の閏年は4年に1日に対し太陰暦では3年に30日と大変大きく、暦が季節から大きくずれることになることになります。
季節を示す目印として太陽の位置からなる二十四節期を加えるようになりました。
立春や春分、秋分、夏至、冬至などの節期によって季節の訪れを正確に捉え農業などに役立てていました。
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