(見つけ方)
秋の四辺形から北東に延びるV字型の星の並びがアンドロメダ座の目じるしです。
V字の基点となる星がα星アルフェラッツ(「馬のへそ」の意)で秋の四辺形の一角を占め、そこからのびるV字形がアンドロメダ姫のボディラインで、δ星とπ星からは左右に腕が伸び、化けくじらティアマトの生けにえとして鎖で岩につながれた姿が描かれています。
(歴史など)
フェニキアのころに原型がつくられたとされる古い星座で、プトレマイオス48星座の1つ。
ギリシャ神話では、古代エチオピア王国の物語のヒロインとして登場します。
エチオピア国王ケフェウスを父に、その后(きさき)カシオペヤを母にもつアンドロメダは、カシオペヤの自惚れからエチオピアを襲った化けくじらティアマトの生けにえとして岩につながれますが、危機一髪のところで、天馬ペガススにまたがったペルセウスに救出されました。
ティアマトは退治され、エチオピアにはふたたび平和が訪れたといいます。
< この星座にあるおもな天体 >
ηアキルド
ι星
R星
M52
M103