ぎょしゃ座 Auriga Aur
20時南中 2月15日


(見つけ方)

冬半ばの宵、頭の真上にある黄色の明るい星が、ぎょしゃ座の1等星のカペラです。
カペラのまわりの、将棋の駒のような五角形の星の並びが、ぎょしゃ座の目じるしとなります。
五角形をつくる星はカペラが1等星、残り4個は2等星と3等星が2つずつと、明るい星が形づくる簡単な図形なので、すぐに見つけられるでしょう。



(歴史など)

バビロニアのころ、すでに、子山羊を抱いた老人、御者、子山羊を抱いた御者、の3通りのぎょしゃ座の原型と思われる星座が設定されていました。
エジプトでは、羽の冠をかぶった王が、ネコのミイラを抱いている姿が描かれています。
プトレマイオス48星座の1つで、 ギリシャ神話では、4頭だての戦車を発明した、アテナイ王エリクトニウスをかたどった星座とされ、カペラを御者とする台車の姿が表わされていました。
現在のぎょしゃ座は、ギリシャで御者と見るようになった際に、バビロニアの「子山羊を抱いた老人」の姿をあてはめたものと考えられています。


< この星座にあるおもな天体 >

αカペラ
M36
M37
M38


審eturn