The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 2000/02/27 ] DrawUp 2000/02/25



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Weekly Magazine #076

今週の総発行部数 2217 部
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今週の月

今週の危険度

月の方位と高度

各地の出没時刻

月と黄道星座

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今週の月

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Week 2000 / 02 / 27 ~ 2000 / 03 / 04
SunMonTueWedThuFriSat
月齢:21.95
27
21.95
46.79
さそり
月齢:22.95
28
22.95
37.46
さそり
月齢:23.95
29
23.95
28.61
いて
月齢:24.95
1
24.95
20.48
いて
月齢:25.95
2
25.95
13.34
いて
月齢:26.95
3
26.95
7.449
やぎ
月齢:27.95
4
27.95
3.096
やぎ

月相:月齢:輝面比は21:00の値です。

月齢危険範囲キャプション何の日旧暦
2721.5804
下弦の月(12:53)
冥王星が月の北07°02′に接近(22:54)

1/23
2822.5804

鶏の日
ビスケットの日
1/24
2923.5802
月が最遠404,614km(05:45)蕎麦の日1/25
24.5804

月の赤緯が最南-21°01′(08:54) 春の全国火災予防運動〜3/7
省エネルギーの日
ビキニデー
1/26
25.5804水星が内合(00:10)百手式(山口)1/27
26.5805
海王星が月の北に接近0°25′(08:59)
冥王星が西矩(12:25)
ひな祭り
耳の日・平和の日・磯遊び
1/28
27.5806

金星が天王星の南に接近0°04′(09:39)
天王星が月の北に接近0°42′(10:09)
金星が月の北に接近0°38′(10:12)

1/29

月齢値は正午の値です。



今週の危険度

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週間危険度偏差は上に行くほど危険度が増すことを示します。

詳しい内容については危険度グラフ、算出方法についてはCalculateのページをご覧下さい。



月の方位と高度

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月の高度と輝面比


月の方位と高度


太陽と月



各地の月出没時刻

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札幌青森仙台東京名古屋
02/2700:1710:2300:1410:3000:0810:3600:0810:4600:1810:58
2801:1410:6001:1111:0801:0411:1401:0311:2501:1311:38
2902:1011:4102:0511:5001:5811:5701:5612:0802:0612:21
03/0103:0112:2802:5712:3702:4912:4402:4712:5502:5713:08
0203:4913:2003:4413:2903:3613:3503:3413:4603:4513:59
0304:3214:1604:2814:2404:2014:3004:1914:4104:2914:54
0405:1015:1605:0715:2405:0115:2905:0015:3805:1015:51
大阪広島福岡鹿児島那覇
02/2700:2411:0500:3611:1800:4311:2800:3911:3100:4211:52
2801:1811:4501:3011:5801:3712:0801:3212:1201:3412:34
2902:1112:2802:2312:4102:3012:5202:2512:5602:2513:19
03/0103:0213:1503:1413:2803:2013:3903:1513:4303:1514:06
0203:4914:0604:0114:2004:0814:3004:0314:3404:0314:57
0304:3415:0104:4615:1404:5315:2404:4815:2804:4915:50
0405:1515:5805:2716:1105:3416:2105:3016:2405:3316:44

時刻は左項が月出、右項が月没を示します。 none は当日に月出や月没が無い事を意味しています。


月と黄道星座

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赤い線が天の赤道、黄色い線は黄道を示します。各日09:00と21:00の位置を示します。
う お おひつじお う しふ た ご か に し し お と めてんびんさ そ り い て や ぎ みずがめ








月齢:21.95
02/27
月齢:24.95
03/01
月齢:26.95
03/03





コ ラ ム

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The Moon Age Calendar メーリングストへの投稿記事等の他、
旬の話題や注目の記事などを掲載しています。

月の起源


アポロ計画の終了から30年近くが経過し、21世紀を目前とした私たちにとって、今もなお月と地球の誕生と進化について、それらの明確な答えを出せないでいます。
今週はMoon & Space Newsでふれた月の起源に関するジャイアントインパクト説について、詳しくお話ししてみたいと思います。

そもそも、月の起源については親子説・他人説・兄弟説の3種類が有力とされてきました。
しかし、いずれも決定的な証拠が無く月の起源は明らかにされていませんでした。
そこで最近になって脚光を浴びている説の一つに「ジャイアントインパクト説」(巨大衝突説)というものがあります。

地球のマントルとコアが分離したと考えられている約46億年前の原始の地球に、火星程度の巨大な微惑星が衝突して地球のマントル物質を跳ね飛ばし、それらが地球周辺で再び集積し、月が生まれたとする説です。

アポロ計画によって得られた月の資料(月表面の物質)から月と地球のマントル物質の類似性についてや、地球と月系の角運動量が太陽系の他の惑星系よりも大きくなっていることがが明らかになってきました。
この角運動量とは、地球の自転と月の公転を合わせた回転のことで、他の惑星系の平均速度より早いことを示しています。

ジャイアントインパクト説は、こうした月と地球の類似点や力学的な問題を説明するのに都合が良いことなどから、多くの支持を得てきました。

今回、新たに月の力学的な説明付けを増すことの出来るシュミレーションによって、更にその信憑性が高まってきたと言えますが、このジャイアントインパクト説にも、地球マントルの化学組成の研究からは未だ証拠が得られていません。

原始地球に火星程度の微惑星が衝突したら、そのとき地球はどのような影響を受けるのでしょう?
アメリカやドイツ、オーストラリアの研究者達の研究によれば、原始地球のマントルは衝突の熱で全て溶けてしまうと言われています。
ジャイアントインパクトによって地球のマントル物質が全て溶けたとしたら、マントルに含まれる物質の質量の差によって、重さの順に綺麗な層を作ることになります。
このような化学組成や構造上の証拠が、現在の地球から見つけることが出来ていないのが実状で、その構造も全く異なっています。

そんな中で、こうした様々な食い違いを埋め合わせるように、ジャイアントインパクトより、ずっと小さな衝突が繰り返されて月が作られたというような、合理的にまとめた説も登場してきています。

月の起源を本質から解明するにはいったいどのようなことを知ることが必要なのでしょう。
人類の初の月面到達の偉業を成し遂げたアポロ計画は月の誕生時期には表面から数百キロの部分が非常に熱く溶けた状態のマグマオーシャンになっていたということを、教えてくれました。
これらは現在でも月に関する最大の成果であり、重要な事実ではありますが、これ以上のことは何も分かっていません。

月の起源を知る上で現在最も必要とされているのが、月内部の構造がどうなっているのかと言うことです。
アポロ計画によって月表面の物質の組成については分かりましたが、月全体の組成については、どのような物なのか分かっていないからなのです。

そこで今最も注目されているのが、日本の月探査計画である「LUNAR-A」という探査機です。
当初は1997年に打ち上げの予定でしたが、探査機のバッテリーに使われるスーパーリチウムの開発の遅れや、国産ロケットH-IIAの大幅な開発計画の見直しなどで20003年以降に繰り延べとなってしまっています。

このLUNAR-Aには、高度250キロからペネトレーターというミサイル型の観測装置を月面に打ち込み、地震計や熱流量計等により、月内部の構造や月誕生後の進化の過程などが明らかにされてくるものと考えられています。

このように私たちは、最も身近な天体である月について、まだほんの僅かなことしか知り得ていないのです。
同様に地球の組成や起源についても、本質の部分では分からないことが沢山あります。

様々な月起源説が登場する中で、今後の月探査によって解明されることは計り知れないものを多く含んでいます。

月を知ることで私たちの地球を知ることができ、しいては地球の誕生から進化の過程を理解することで、現在おかれている環境破壊の影響などに対する尺度までもが変わってしまうことにもなります。

日本の宇宙開発に対する批判的な意見も多く聞かれる昨今ではありますが、月をはじめとする多くの宇宙開発によって得られる事実や技術的進歩は、私たちにとって大いに役立つものになるでしょう。

今宵の月を見上げて、私たちの起源についても考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。




NEWS & 特集

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Weekly Magzine発行60週記念からNewsと特集として継続する事なりました。
特集は各週でお届けするPC用の壁紙画像です。

Moon & Space News

最新の天文ニュースから月に関わるものなどをピックアップしてお伝えします。
ニュースが無い場合には、お休みする場合があります。

●月の起源説を補足するシュミレーション

コロラド州ボールダー、サウスウエスト研究所のワード氏らは、月の起源説の有力候補となっている巨大衝突説の欠点を1つ克服したと、ネイチャー誌にて発表しました。

月の成因として、最近は巨大衝突(ジャイアント・インパクト)説が有力視されています。
これは、原始地球に火星程度の天体が衝突してたくさんの破片が生じ、それらの破片が集積して月になったという考え方で、最初に月が生まれる位置は地球のすぐ近くですが、その後しだいに遠ざかり、現在の位置にまで後退したと考えられます。
しかし、このシナリオにしたがって、たくさんのシミュレーションがおこなわれましたが、こうした衝突で形成される月の軌道の傾きはほとんどが1度内外で、実際の条件とは合いません。
月の軌道の傾きを説明できないことが、巨大衝突説の弱点ひとつだといわれてきました。

月の軌道面は、現在黄道面とは約5度の傾きをもち、地球の赤道面とは、約18.6年の周期で18度から28度の傾きの間を変動しています。
太陽系の衛星の大部分が、母惑星の赤道面にほぼ一致する軌道をもっていることと比べると、これはかなり特殊な状態です。
また、過去に時間をさかのぼって追跡すると、月が誕生した頃は、地球の赤道面と10度くらいの傾きをもっていたことがわかっています。

ワード氏らのシミュレーションでは初期条件によって少しずつ結果は異なりますが、巨大衝突によって作られた破片は、始めに地球の周りを回る円盤を形成しながら地球に落下したり、またはロッシュの限界の外側に出ることで内部円盤の破片がなくなるまでの間に、リンドブラード共鳴と呼ばれるものが10度から15度くらいまでの月の軌道の傾きを生み出し、特別の条件を考えることなく、現在の月の軌道の傾きが説明できるというものです。

この説明によって欠点のひとつが克服されたと言えるでしょう。
巨大衝突説は、月の誕生を説明する理論として、一層その重みを増すことになりそうです。

詳しい記事は以下のページで確認できます。
http://www.nao.ac.jp/nao_news/mails/000329

日本版無人スペースシャトル「HOPE-X」の着陸場

宇宙開発事業団は2月23日、キリバス共和国と同国首都タラワにおいて、クリスマス島を日本版無人スペースシャトルHOPE-Xの着陸場として整備し、使用するための取り決めの調印を完了したと発表しました。

これれにより、今後は、来年実施予定の高速飛行実験に向け、施設・設備の整備及びインフラを整備する作業に着手する予定とのことです。

詳しい記事は以下のページで確認できます。
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/Press-j/200002/hope-x_000223_b_j.html


今週の壁紙

昨年末に大改修を受けたハッブル宇宙望遠鏡が次第にその本領を発揮し始めています。

宇宙の創生の謎にも迫る遙か彼方の銀河を精力的に観測したり、銀河系の中心部についての観測もより一層詳しく行われています。
宇宙の膨張していることを実証した天文学者ハッブルの名を受け継いだ宇宙に浮かぶ望遠鏡は、今後も様々な活躍をしてくれることでしょう。
今週は、蘇ったハッブル宇宙望遠鏡の勇姿をクローズアップした写真を選んでみました。

画像サイズは600×480と1024×768ピクセルの2種類を用意しています。




お知らせ

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ドメイン及びサーバー変更のお知らせ

当サイトのドメイン及びサーバーが変更となります。
5月中旬までは従来のドメイン及びサーバーは使用可能ですが、コンテンツはすでに新ドメイン及び新サーバーに移転しています。
内部ページへのブックマークなどの変更を宜しくお願いいたします。

旧アドレス: http://moon.system.to/
新アドレス: http://moonsystem.to/   または   http://www.moonsystem.to/

従来のドメインから余り違わないドメインとなりますので分かりにくいですが、従来のmoonsystemの間のドットが無くなります。



NTT DoCoMoの携帯電話サービスのimodeに対応したWebページを正式に公開しました。

毎月の月相カレンダーに、月の出没時刻(東京)を添えています。(2000/01~2000/05)
手軽に使える掲示板やチャットなども設置しています。
今後は、更に情報の充実を目指して参ります。
http://www.moonsystem.to/imode/

表示の不都合やご要望など、info@moonsystem.toまで、ご遠慮なくお寄せ下さい。


Moon Mailing List
http://www.moonsystem.to/maillist/

The Moon Age Calendar のメーリングリストです。
天文や月について語り合いましょう。

ご投稿は下記のアドレスです。
ご投稿用アドレス moon-lst@y7.com

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新規ご加入につきましては、下記のフォームにて登録できます。
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それは例えば
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そのメールを単純にリプライ(返信)送信することによって初めて登録が済みます。

ご不明な点は下記アドレスまで、ご連絡をお願い致します。
moon-adm@y7.com または admin@moonsystem.to


本サービスは各種デジタル/ネットワーク出版サイトより発行されるものです。

今後も更なる情報の充実を図ってまいります。

また、本サービスを中止したい場合には、以下のページから解除が行えます。
The Moon Age Calendar Weekly Magazine Registration
http://www.moonsystem.to/weekly/regist.htm
今後とも当サイト並びに、WeeklyMagagineを宜しくお願い致します。



The Moon Age Calendar Weekly Magazine
# 076
2000 / 02 / 27 ~ 2000 / 03 / 04

MagMag ( HTML : 927 , TEXT : 835 )
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CoCode Mail ( TEXT : 37 )
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publisher
The Moon Age Calendar
Takeo Nonaka