The Moon Age Calendar
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Moon Analyze
>> Capture1 DrawUp 1997/03/04
Moon's Analyze
月の裏側を見てみたい。
月の裏側を見たことがありますか?
一度で良いから月の裏側を見てみたい。
そんな願望はどなたもお持ちになったことがあることでしょう。
月はいつも同じ方向を地球に向けています。
秤動により月面全体の半分より9%は余分に見ることが出来ています。
残りの41%は地球上にいる私達からは全く見ることが出来ません。
このことに興味を持っておられる方々の中には、
アポロなどの月探査による写真で見たという方もおられるでしょう。
アポロ11号が捉えた月
危難の海より外側の部分が写っています。
近年のパーソナルコンピュータの性能向上は目を見張るものがあります。
また、グラッフィク技術も平面な2次元のものから3次元へと飛躍的に向上しています。
そこで、この3Dグラッフィクスを用いて立体的な月のモデルを作り
裏側をじっくりと観察できないものかと考えました。
モデリングやレンダリングと言う作業を行い、仮想の月を作ることにしました。
最近では廉価な3Dグラフィックソフトが各メーカーから発売されています。
簡単に作成の手順を示します。
まず始めにモデリングです。
とは言っても、球体というオブジェクトが標準で用意されていますので、それを選択するだけです。
若干のカメラアングルを、上、横、正面の3カ所で調整します。
早速、レンダリングです。
レンダリングとは物体に対し光源から出た光がどのように反射してカメラに届くかを逆算して行くものです。
そのためにレンダリングの前に光源を設定する必要があります。
月を見るのに最も良い条件と言えば満月です。
ですから正面からの光源を1つ設定してレンダリングしてみます。
見事!大きなピンポン玉が完成しました。
これを月にするために、テスクチャーマッピングという方法で、月の画像を貼り付けて行くのです。
始めは丸い月の画像を貼り付けてみたのですが、どうしても上手く行きませんでした。
結局テスクチャー用の画像は四角形でなければいけないことが分かり、いよいよ張り付けです。
下の画像は月探査衛星クレメンタインが捉えた月面全景の画像です。
上下の極に近づくにつれ左右に大きく延びた、メルカトル図法になっています。
実際に用いたものは、さらに大きな675×337ピクセルの画像です。
そして、レンダリングです。
元の画像がモノクロのため、光源色には、ほのかな黄色みを付けています。
以外に早いのですが、途中の状態をキャプチャーしてみました。
見事な月が出来上がって行きます。
しかし、この状態では月の表面しか見ることが出来ません。
球体オブジェクトに回転のアニメーションを設定し、毎秒15フレームのレンダリングを行い動画ファイルにします。
完成した画像は以下の通りです。
アニメーションGIFファイルと動画のAVIファイルです。
AVIファイルは品位によって2種類で、計4個のファイルです。
是非、メディアプレーヤーなどに取り込んで、1フレーム毎じっくりとご覧になって下さい。
AVIファイルは読み込み時間とサイズによって、選択してご覧下さい。
アニメーションGIFファイル
315kbytes
高品位動画
Sサイズに
相当します。
動画(AVI)ファイル(Windws系)
低品位動画
サイズ
S
Moon_los.avi
194kbytes
L
Moon_lo.avi
325kbytes
高品位動画
サイズ
S
Moon.avi
2.26Mbytes
L
Moon_s.avi
871kbytes
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