はくちょう座 Cygnus Cyg
20時南中 9月25日


(見つけ方)

夏の大三角を形作る3つの1等星の中でいちばん暗く、三角形の北東に位置する星がはくちょう座のα星デネブです。
デネブからわし座のアルタイルの方へ大きな十字架の形をつくるのが、はくちょう座です。
デネブは「しっぽ」の意味で、白鳥のしっぽに位置しています。
夏の天の川(銀河)をバックに天空を飛ぶ白鳥の姿は、たいへんに印象的です。
はくちょう座は、天の北極に近いので見える期間が長く、夏の星座でありながらクリスマスのころ、夕方の西の地平線に立つ大きな十字架のように見え、「南十字」(サザンクロス)に対して「北十字」(ノーザンクロス)として親しまれています。



(歴史など)

プトレマイオス48星座の1つで、その歴史は古い。
ギリシャ神話では、大神ゼウスがスパルタ王の后(きさき)レダの美しさに心を奪われ、彼女に逢いに行ったときに化身した白鳥の姿であるとされています。
また、一説には、アポロンの太陽の車を乗りまわして事故を起こし、エリダヌス川に墜落したファエトンを探す親友キュクノスの姿が、天に上げられたものです。


< この星座にあるおもな天体 >

αデネブ
βアルビレオ
網状星雲
北アメリカ星雲
暗黒星雲(北のコールサック)
ペリカン星雲
M29
M39


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