The Moon Age Calendar >> Main >> Relation >> Moon's World >> Democratic and People's Republic of Algeria  DrawUp 2000/04/07



Moon's World



世界に見る月

世界の国旗に見る月をご紹介します。

Weekly Magazine 発行30週記念特集して99/04/18〜09/12までの期間連載していたものです。
Web用コンテンツとして再構成致しまして掲載させて戴くこととなりました。

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アルジェリア民主人民共和国
Democratic and People's
Republic of Algeria


緑は勇気と繁栄、白は平和と純粋性、赤は改革で流された血を象徴し
三日月と星はイスラム教のシンボル

● 首都:アルジェ(人口約17万人)
● 面積:238万1,741km2(日本の約6.3倍)
● 人口:2855万人 (1995年推計)
● 言語:アラビア語・フランス語
● 宗教:イスラム教スンニ派
● 通貨:アルジェリア・ディナール(AD)
● 国際電話コード:213


アフリカ大陸北部の地中海に面し、リビアとモロッコに挟まれた国で、北部には地中海していますが、国土の多くはサハラ砂漠に面しています。
首都であるアルジェは紀元前9世紀以前に町として形成されていたと言われます。

アルジェが栄えたのはトルコが統治した16世紀に入ってからで、のちの第2次世界大戦が終って10年近くに及ぶアルジェリアの独立戦争が始まり、アルジェ市街は荒廃しましたが、1962年には独立を達成しています。
またアルジェのカスバは国連ユネスコの世界遺産に登録されています。

およそ紀元1世紀頃にローマ人によって標高900mの高地に建てられ、216年にローマのカラカラ帝をたたえて建造された凱旋門をはじめとして、神殿や劇場のほか、共同浴場など数々の遺跡が残っています。
紀元3世紀頃に最も繁栄していたと言われています。

余談ですが、アルジェリアは世界でも数少ないインターネットへの接続を行っていない国としても知られています。

残念ながらアルジェリア国内でのイスラム過激派によるテロの多発により、1993年12月外務省はアルジェリア全域に対して「退避勧奨」を発しており、それは現在もなお継続されています。

近年、大量虐殺テロ事件等は減少してきていますが、依然としてテロ事件や一般凶悪犯罪が頻発し、一般市民を中心に多くの犠牲者が出ている状況です。

また、外国人がテロの標的になっていることも現実であり、現在のところアルジェリアへの渡航は殆ど行われていません。
国家非常事態宣言は依然布告されたままであり、治安面で大きな改善は当面見込めない状況が続いています。

大使館:東京都目黒区三田2-10-67 , tel(03)3711-2661

国旗に月を持つ国をご紹介しながら、内戦の続くこのような状況を掲載することを躊躇しましたが、8月15日は折しも終戦記念日であり、戦争の悲惨さと世界の平和について改めて考えるためにも、あえて掲載することに致しました。 (Weekly Magazine 1999/08/15号)