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中央の三日月と星はイスラム教の国である事を表しています。 ● 面積:8万6,600km2(北海道の約1.1倍) ● 人口:750万人 (1995年推計) ● 言語:アゼルバイジャン語 ● 宗教:イスラム教シーア派等 ● 通貨:マナト ● 国際電話コード:7 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地域の一国で、豊かな自然と人々の温もりに溢れた国、アゼルバイジャンは長寿でも有名で、ヨーグルトに新鮮な野菜によって168歳もの長寿という記録が残されています。 またイランの古代文明発祥地の一つであり、サハンドやサバラン山岳は観光地としても有名です。 その他では、オルミエ湖付近の温泉にも人気があります。 その湖には小さな島があり、美しい風景に囲まれた景観もまたアゼルバイジャンの魅力の一つとなっています。 古くから石油の産地としても知られ、ロシア領時代は世界の生産量の半分を超えていました。 また、山岳地と海に囲まれ気候的な変化に富み、豊富な果実や野菜の栽培に、羊を中心とした牧畜や綿花の栽培も盛んです。 このような気候や資源など経済的発展に好条件が揃いながら、独立後のアゼルバイジャンは多くの苦難に直面してきました。 1989年に始まったアルメニア紛争や度重なる政権交代の他、チェチェン紛争によるロシアの国境封鎖、紛争での100万人を越す難民によって経済的打撃は致命的とも言われてきました。 しかし、現在ではアルメニアと停戦が成立、またチェチェン問題が収拾に向かったことによって、国内情勢は安定を取り戻しています。 1996年に本格化した石油開発によって国内の経済回復はめざましく、GDPは対前年比5〜6%増と言う伸び幅を広げています。 今後は観光にも力を注ぎながら、国内の経済発展を第一の目標として捉えています。 |