みずがめ座 Aquarius Aqr
20時南中 10月22日
(見つけ方)
天馬ペガススの首の南にある4個の星からなる小さなY字形の星の並びが、みずがめ座の目じるしです。
これは、ガニメーデス少年がかつぐ水瓶をかたどったもので、このY字形からこぼれた水の流れを表わす暗い星列が南の方へ続き、みなみのうお座のフォーマルハウトに達します。
Y字形の西にある星ぼしがガニメーデス少年を表わしています。
(歴史など)
バビロニアのころから存在が知られる歴史のある星座です。
当時オリエントでは、みずがめ座や、やぎ座、うお座付近に太陽が来る時期と雨期が重なっていたため、この方向に天の海があって、そこから雨が降ってくると考えていたようです。
たしかに、やぎ座からくじら座にかけての天域は、うお座、みなみのうお座など、水に関係する星座が多く、みずがめ座はその中心となっています。
プトレマイオス48星座の1つ。黄道12星座 の第11座。
ギリシア神話では、大神ゼウスが愛娘のヘーベの代わりとしてさらった美少年ガニメーデスがかつぐ水瓶をかたどったものとされています。
ガニメーデスは、トロイのイーダ山で羊番をしていたところを、鷲に化身したゼウスによって連れ去られました。
このときの鷲の姿は、みずがめ座の西でわし座になっています。
ゼウスはガニメーデスを寵愛し、彼を天に上げたのだといわれています。
< この星座にあるおもな天体 >
ζ星
土星状星雲(NGC7009)
らせん状星雲(NGC7293)
M2
M72
M73