The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 1999/04/11 ] DrawUp 1999/04/08




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今週の月

今週の危険度

月の方位と高度

各地の出没時刻

月と黄道星座

コ ラ ム

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今週の月

Week '99 / 04 / 11~ 04 / 17
SunMonTueWedThuFriSat

11
24.71
26.58

12
25.71
17.62

13
26.71
9.930

14
27.71
4.098

15
28.71
0.697

16
0.317
0.153

17
1.317
2.633

月相:月齢:輝面比は21:00の値です。

月齢危険範囲キャプション何の日旧暦
1124.347
天王星が月の南1°02′に接近(16:08)
月が黄道を通過:黄緯0°(23:06)降交点
メートル法公布記念日(通産省)
やすらい花祭り(京都)
2/25
1225.347金星がプレアデス星団(昴)に接近(見頃19〜21時)
2/26
1326.346

2/27
1427.346水星が月の北1゜01′に接近(13:52)見頃4時頃ポスト愛護週間(切手協会)2/28
1528.348
木星が月の北3゜02′に接近(19:22)
月が天の赤道を通過(10:13)
曳山狂言(滋賀県)2/29
1629.3410新月・朔(13:22)
3/1
170.949
土星が月の北2゜47′に接近(04:40)
月最近358,894km(14:25)

3/2

月齢値は正午の値です。

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今週の危険度


週間危険度偏差は上に行くほど危険度が増すことを示します。

詳しい内容については
危険度グラフ、算出方法についてはCalculateのページをご覧下さい。

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月の方位と高度


月の高度と輝面比


月の方位と高度


太陽と月

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各地の月出没時刻

札幌の月出没時刻仙台の月出没時刻東京の月出没時刻
04/1102:1312:2104/1102:0412:3304/1102:0312:43
1202:5213:261202:4513:361202:4513:45
1303:2814:351303:2414:421303:2514:49
1404:0315:461404:0115:501404:0315:56
1504:3616:591504:3717:001504:4117:05
1605:1018:141605:1418:121605:2018:15
1705:4619:301705:5319:251706:0119:26
大阪の月出没時刻福岡の月出没時刻那覇の月出没時刻
04/1102:1913:0304/1102:3813:2604/1102:3613:49
1203:0114:041203:2114:271203:2114:48
1303:4115:081304:0115:311304:0515:48
1404:2016:141404:4116:361404:4716:50
1504:5917:221505:2017:441505:3017:54
1605:3818:321605:6018:531606:1319:00
1706:1919:431706:4120:031706:5920:06

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月と黄道星座


赤い線が天の赤道、黄色い線は黄道を示します。各日09:00と21:00の位置を示します。
う お おひつじお う しふ た ご か に し し お と めてんびんさ そ り い て や ぎ みずがめ

4/15

4/17









4/11

4/13


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コ ラ ム

The Moon Age Calendarメーリングリストへの投稿記事などを掲載致しています。

世界の月
 
進学や転勤などで、慣れない土地での生活を始められる方々も多いことと思います。
習慣や食べ物のほか、言葉の違いにより苦労されることもあり、大きなストレスを受けてしまうときこそ、心と体のリフレッシュが大切です。

私たちにとって変化のない日常もまた、心の安らぎとなっているようです。
「不慣れな土地で見つけた夜空の月が、故郷を思い出させてくれた。」と言ったお便りも沢山戴きます。

近年海外で生活される日本人が増え続ける一方で、様々な障害に悩み苦しむ方が増え続けていることもまた事実です。
そんな中ふと見上げた夜空の月だけが、故郷で見たあの月と変わらずに見つめてくれているように思い、心のよりどころとなって行かれる方が大変多いことに驚かされます。

私たち日本人が古くから月を心から愛した民族である証が、そこに現れているのかも知れません。
そこで今夜は海外で見る月について、簡単にお話しさせて戴きます。

まず最初に、月は地球上どの場所からでも見えるわけではありませんが、白夜や闇夜が続くようなところからでも、月の満ち欠けと共に高度が増し見られるようになります。

また、月の満ち欠けも地球上どこからでも極端に変わることはありません。
日周秤動により最大で5%程度月の向きが変わって見えることになりますが、日本では見たこともない欠け方をするというような事はありません。

それでは世界中で見える月に全く変わりがないのかと言うと、そうではありません。
私たちが日本に居る間には決してみることが出来ない現象が地球の反対側である南半球では起きているのです。

南半球に位置する国々からは日本に居る限り決してみることが出来ない動きを、すべての天体が見せてくれます。
東の空から昇った太陽や月が、北回りで西へと向かって行くことになるのです。

しかしながら私たちは潜在的に太陽のある方向を南と思ってしまいがちで、実際にはそのことに気がつかない場合が殆どです。

結局、天体が北回りで運行すること自体はあまり問題ではなく、この地球が球であることによって引き起こされる、もっと大きな変化に驚かされることになります。

それは昇り来る星座や月が、完全に上下逆さまを向いていることです。
多くの方が一度は見上げたことのあるオリオン座の勇姿や、故郷で供物を備え仰ぎ見た十五夜に居た玉兎もまた、逆立ちをしているかのように見えることになります。

遠い異国の地から、地球の中心を境にして逆さまに立っていることに気がついたときの驚きは大きいと言われます。

遠い祖国にいる家族や友人を思うとき、月面が鏡のように遙か彼方を写しだしているように感じることが出来るのかも知れません。

無線通信の世界では、電波の月面反射を用いて丸い地球の裏側との交信が行われている事を思えば、あながち嘘とは言えないような気もします。

来る21世紀に向けて、海外に散らばる多くの日本人の活躍を願っています。


Anniversary 30th

今週のWeeklyMagazineで創刊30週を迎えることが出来ました。
ひとえに皆様のご支援のお陰と心から感謝しております。

今後は更なる内容の充実を目指して、今週から様々な特集をお送りして参ります。
基本的に特集は連載となりますが、様々な連載を交互に掲載して行く予定です。

連載項目は当サイトにご協力下さいます読者の方々から戴いた作品の他、従来のWebMailのコーナーで連載していた情報などを再構成してお届けします。

今後ともThe Moon Age Calendar Weekly Magazineを宜しくお願い致します。


天文学と古代文明
−はじめに−
Anniversary 30th
天文学は最も古く、また、最も近代的な学問の一つです。
数十年前までは具体的な日常生活とは余り関係のない利用価値のない無いこととして片づけられてしまうような学問でした。

特に日本では、大きな戦争を挟んで人々の心の中から天文に関する感情や情熱も失われてしまったかのようでした。
近年になって月ロケットや人工衛星時代を迎え、ようやく社会的に学問として意義が認知されるようになりました。

天文学とその隣接学問は、今や爆発的な発展を遂げ、その重要性は物理学・気象学・地学・化学・工学と共に明確になってきていると言えるでしょう。
もともと天文学は、その発祥の時代から瞑想や現実生活にそぐわない物ではありませんでした。

暦や時間の計算、それに陸上や海上での定位の測定など、文化と文明の基礎に位置する存在であり、同時に天体観測という手段によって導き出されていたものです。
現在では、それらに変わって原子時計や高高度の静止衛星などから、時間や位置を知ることが出来るようになり、光学的な観測が具体的な、天文学上の発見をするようなことは少なくなりつつあります。

そもそも文明発祥初期段階において、天文学の応用には神聖が干ばつや洪水、疫病や戦争などの出来事に直接関与しているという確信から、星迷信や占星術が成立したのでした。

人類が月の満ち欠けや、星々の動きを追い続けるうちに、天体に於ける異様な現象や特別な運動について注目されるようになり、地上の様々な事件と比較して行くようになりました。

紀元前20世紀、初期バビロニア時代から知られているものに、大規模な一覧表があります。
その年表の中には、在る特定の惑星の位置と同時に地上で起こった事柄を対比させています。

後にこの表は、惑星が同じ様な位置の時に持ち出され予報のために利用されました。
天文学と占星術と宗教(星崇拝・僧侶天文学者)との結合は、全ての古代文化圏に於いて見られる現象です。

天体の神々の意向を時に応じて知りたいという願望が、惑星軌道のかなり詳しい記録を作らせて行きます。
何百年や何千年にも渡る一連の観測は、非常に正確な数値を導き出しています。
中でも1年の長さや月と惑星の運動に関する知識は注目に値するほど発達していました。

月に関連する事柄を調べ進めるうちに、太陽太陰暦(旧暦)の起源などから、古代文明と天文学について、強い感銘を覚えるようになりました。

WWWサイト、The Moon Age Calendarも古代文明人たちと相通じることを目指しているのかも知れません。
これから数回に渡って、私なりの感覚で古代文明と天文学について、お話しさせていただきたいと思います。
99/04/25号につづく

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お知らせ

The Moon Age Calendar Weekly Magazine for TEXT

毎週ご購読戴いておりますThe Moon Age Calendar Weekly Magazineがプレーンテキストでも、お読み戴けるようになります。

月相や危険度などをビジュアルに表現するため画像を使用したHTMLマガジンの配信に努めて参りましたが、HTMLメールを受信出来ないという方も多く、説明用Webページではテスト受信を行った上でのご購読をお願いしておりました。

これまでにも、ビジュアルな画像を廃しテキストや数値の情報だけをご要望される方々から多くの声を戴き、この度The Moon Age Calendar Weekly Magazine for TEXTを創刊する事と致しました。

従来のHTML型に比べて、どの程度まで表現出来るもなのか確信はありませんが、出来る限りのことを行って参りたいと思っております。
今週から試験的に配信を行ないまして、4月初旬から正式配信を目指しています。

皆様のご意見を取り入れながら、より良い情報発信が出来るよう努力して行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ご登録や解除はThe Moon Age Calendar Weekly Magazine for TEXT Registrationのページで行えます。

従来からのHTML型WeeklyMagazineは今まで通りの配信を続けて参りますので、どうぞご都合に合わせてご利用下さい。


本サービスはデジタル/ネットワーク出版サイト『まぐまぐ』より発行されるものです。

今後も更なる情報の充実を図ってまいります。

また、本サービスを中止したい場合には、以下のページから解除が行えます。
The Moon Age Calendar Weekly Magazine Registration
http://moon.system.to/weekly/regist.htm
今後とも当サイト並びに、WeeklyMagagineを宜しくお願い致します。

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The Moon Age Calendar Weekly Magazine
#030
1999/04/11~04/17
Anniversary 30th
publisher
The Moon Age Calendar
Takeo Nonaka


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