The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 1999/04/25 ] DrawUp 1999/04/22
毎月の状況をカレンタ゛ー形式で表わしました。 | ||
任意日時で月齢や月と太陽の位置や距離を算出します。 | ||
毎年のカレンダーとして印刷してお使い戴けます。 | ||
月齢や月と太陽の位置や距離をリアルタイムで算出します。 | ||
生まれたときの月相を用いた占いをご紹介します。 | ||
天体位置推算のご紹介とソフトのダウンロード。 |
Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
25 9.317 76.86 しし |
26 10.31 84.74 しし |
27 11.31 91.13 おとめ |
28 12.31 95.87 おとめ |
29 13.31 98.84 おとめ |
30 14.31 99.98 てんびん |
1 15.31 99.29 てんびん |
日 | 曜 | 月齢 | 危険 | 範囲 | キャプション | 何の日 | 旧暦 |
25 | 日 | 8.94 | 7 | 月がしし座レグルスの北0゜28′に接近(06:44) | 3/10 | ||
26 | 月 | 9.94 | 4 | 3/11 | |||
27 | 火 | 10.94 | 2 | 3/12 | |||
28 | 水 | 11.94 | 2 | 月が天の赤道を通過(10:13) | サンフランシスコ講和条約発効記念日(外務省) | 3/13 | |
29 | 木 | 12.94 | 2 |
みどりの日 社会教育週間 | 3/14 | ||
30 | 金 | 13.94 | 4 |
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満月・望(23:55) 月最遠406,277km(15:14) 火星が月の南3゜40′に接近(08:29) | 図書記念日(日本図書館協会) | 3/15 |
1 | 土 | 14.94 | 5 |
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メーデー ・ こども読書週間(〜5/14) 日本赤十字社創立記念日 | 3/16 |
札幌の月出没時刻 | 仙台の月出没時刻 | 東京の月出没時刻 | ||||||
04/25 | 13:04 | 02:13 | 04/25 | 13:13 | 02:06 | 04/25 | 13:21 | 02:07 |
26 | 14:06 | 02:45 | 26 | 14:12 | 02:41 | 26 | 14:19 | 02:43 |
27 | 15:07 | 03:14 | 27 | 15:10 | 03:13 | 27 | 15:16 | 03:16 |
28 | 16:06 | 03:42 | 28 | 16:07 | 03:43 | 28 | 16:12 | 03:47 |
29 | 17:05 | 04:09 | 29 | 17:04 | 04:12 | 29 | 17:07 | 04:18 |
30 | 18:04 | 04:36 | 30 | 18:00 | 04:42 | 30 | 18:02 | 04:49 |
05/01 | 19:02 | 05:04 | 05/01 | 18:56 | 05:13 | 05/01 | 18:57 | 05:20 |
大阪の月出没時刻 | 福岡の月出没時刻 | 那覇の月出没時刻 | ||||||
04/25 | 13:40 | 02:23 | 04/25 | 14:02 | 02:43 | 04/25 | 14:22 | 02:45 |
26 | 14:37 | 02:59 | 26 | 15:00 | 03:20 | 26 | 15:16 | 03:24 |
27 | 15:34 | 03:33 | 27 | 15:56 | 03:53 | 27 | 16:09 | 04:01 |
28 | 16:29 | 04:05 | 28 | 16:50 | 04:25 | 28 | 17:01 | 04:36 |
29 | 17:24 | 04:35 | 29 | 17:45 | 04:57 | 29 | 17:52 | 05:10 |
30 | 18:19 | 05:07 | 30 | 18:39 | 05:29 | 30 | 18:43 | 05:45 |
05/01 | 19:13 | 05:39 | 05/01 | 19:33 | 06:01 | 05/01 | 19:34 | 06:20 |
う お | おひつじ | お う し | ふ た ご | か に | し し | お と め | てんびん | さ そ り | い て | や ぎ | みずがめ |
4/26 |
4/28 |
5/01 |
リアルタイムの月
私たちは今、金銭的な豊かさより心の豊かさを求めていると言われます。 かつて高度成長と言われた時代に、電気製品や自家用車などに豊かさを求めていた時には、全く感じることの出来なかった心の欲求なのかも知れません。 悪循環の続く景気低迷の中、私たちの望みは物質的な要求から、自己内面的な満足へと明らかにシフトしているようです。 また、その一方でキャッシュレス・オンライン決済等が表すように、私たちの要求に対して、24時間タイムラグ無く対応することが望まれていることも確かです。 大手百貨店やデパートなどの営業時間の延長などが検討されていることも、その一つで、日本中がコンビニエンスストア的運営方法を切望していると言えるのかも知れません。 プロバイダのオンライン登録やオンラインショッピング等は、まさにその最先端と言えるものなのでしょう。 もはや商業活動に対して、人が介在すること自体がタイムラグを発生させる最大要因として、排除される傾向にあると考えても差し支えないところまで来ているようです。 一方で、私たちはこのような状況の中で、様々な業務に対して機械的な処理速度を要求される事態に見舞われ始めています。 果たして私たちの心の豊かさとは、自己欲求の瞬時解決のことなのでしょうか? 夜空に昇る月の輝きは、私たちに心の豊かさを与えてくれます。 太陽の80万分の1しかないその柔らかな光は、心の凝りを取り除きリラックスさせてくれます。 かつて私たちの祖先が永遠と伝えてきた月への信仰も、心の豊かさを得るための知識であったのかも知れません。 しかしながら、日々の暮らしの中で月の巡る時間的概念は、真っ向から相反する流れとなって私たちから離れて行きます。 月の出は日に日に遅れ、満月を過ぎると待ちわびる月の姿を見ることすら難しくなってしまいます。 月と地球、そして太陽が織りなす自然のリズムは、壮大な宇宙の中で何億年もそうして来たように、互いの運動を繰り返しているのです。 そして、それは時として私たちの欲求に全くそぐわないものとなってしまいます。 ところが、次第に見ることさえも困難になってくる月の姿を、待ちに待って観月に望むときこそ、大きな満足と心の豊かさを得ることが出来るような気がします。 それが困難であればこそ、得られるときの感動もより大きなものへと変わってくるのだと思います。 なぜならそれが本当の意味でリアルタイムの月だから・・・・。 そしてこれからも、私たちは月を心のよりどころとして追い続けて行くことでしょう。 |
天文学と古代文明
−1:古代バビロニア文明− Anniversary 30th
バビロニアの天文学の発祥は、今から5000年前(紀元前30世紀)にまでさかのぼります。 その最盛期は紀元前5〜6世紀ころと言われ、紀元前の最後の世紀に終末を迎えています。 そんな彼らが天文学的な資料として導き出した数値は、驚くべき正確さで目を見張るものばかりです。 例えば、紀元前3世紀末のナブリ・アンヌによれば、二つの同じ月齢の間の平均期間(朔望月)は、29.530641日とされています。 更に紀元前380年頃のキディンヌによれば、29.530589日で、現代の29.530589日と僅か0.00005日しか変わりません。これは時間に直して4.32秒の違いでしかありません。 また、惑星の会合周期、つまり地球と惑星が同じ位置関係になる周期では、金星が現代の583.92日のところが583.91日で、0.01日の差は14分でしかありません。 一方火星では、現代の779.394日のところが779.995日とされています。やや火星の場合には差が大きくなっていますが、その差が本当の誤差かどうかは現代に於いて決定的なものではありません。 なぜなら近代的な測定機器で惑星を観測できるようになってから、まだ年月が浅いために軌道摂動によって公転周期が少し違った値であるかも知れないと言う逆算を、充分な精度を持って行えるほどの観測データの蓄積がないためです。 明確に日付が分かっているバビロニアの最も古い皆既日食の観測は、紀元前763年6月15日で同じ種類の食が周期的に繰り返すと言うことを当時はもちろん、推測では紀元前3000年(50世紀前)ころから知られていたようです。 この周期をサロス周期と言い233朔望月、または18年と11.3日で繰り返されることを発見していたことは、バビロニア天文学の最も優れていたところです。 また、歴の組立に於いて初めて月の運動を用いて、30日ずつの月が12で1年としました。さらに365.25日という太陽年の実際の長さに合わせるために、必要に応じて閏月(うるうづき)を13歴月として設けました。 閏月の定義が確立されたのは紀元前600年からと言われており、その200年後には19年に7回の閏月を定めていました。 紀元前17世紀頃には24の同じ長さの時間を持ち、1日の区分は日没を基準としていました。 紀元前30世紀頃には、重要な星座の名前が付けられており、バビロニア人が付けた黄道帯星座の名称の殆どが近代天文学に受け継がれています。 現代天文学を持ってしても、計り知れないほどの膨大な時間的観測データを蓄積し、優れた歴を持った文明が50世紀も前から存在していたことは、私達にとってまさに驚くべきことです。 さて、次回はエジプト文明についてお話しさせていただきたいと思います。 99/05/09号につづく |
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