The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 1999/05/02 ] DrawUp 1999/04/29
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月齢や月と太陽の位置や距離をリアルタイムで算出します。 | ||
生まれたときの月相を用いた占いをご紹介します。 | ||
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Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
2 16.31 96.82 さそり |
3 17.31 92.67 さそり |
4 18.31 86.96 さそり |
5 19.31 79.86 いて |
6 20.31 71.58 いて |
7 21.31 62.32 やぎ |
8 22.31 52.35 やぎ |
日 | 曜 | 月齢 | 危険 | 範囲 | キャプション | 何の日 | 旧暦 |
2 | 日 | 15.94 | 3 |
月最遠405,595km(06:30) 水星が木星の南1゜35′に接近(06:59) 火星が最接近(-1.6等級)0.5785AU(2:27) |
八十八夜 聖武天皇祭(東大寺) | 3/17 | |
3 | 月 | 16.94 | 2 | 冥王星が月の北7゜14′に接近(12:32) |
憲法記念日 博多どんたく(福岡)〜5/4 | 3/18 | |
4 | 火 | 17.94 | 1 | 国民の休日 | 3/19 | ||
5 | 水 | 18.94 | 2 | 月の赤緯が最南−20゜00′(23:58) | こどもの日 | 3/20 | |
6 | 木 | 19.94 | 3 |
太陽黄経が45゜(08:01) みずがめ座η流星群極大(00:00) | 立夏 | 3/21 | |
7 | 金 | 20.94 | 5 | 3/22 | |||
8 | 土 | 21.94 | 8 | 海王星が月の南0゜51′に接近(01:08) | 世界赤十字デー(日本赤十字) | 3/23 |
札幌の月出没時刻 | 仙台の月出没時刻 | 東京の月出没時刻 | ||||||
05/02 | 20:00 | 05:35 | 05/02 | 19:51 | 05:45 | 05/02 | 19:51 | 05:54 |
03 | 20:56 | 06:08 | 03 | 20:46 | 06:21 | 03 | 20:45 | 06:31 |
04 | 21:50 | 06:46 | 04 | 21:39 | 07:00 | 04 | 21:37 | 07:11 |
05 | 22:41 | 07:29 | 05 | 22:29 | 07:44 | 05 | 22:27 | 07:55 |
06 | 23:28 | 08:17 | 06 | 23:17 | 08:32 | 06 | 23:15 | 08:43 |
07 | none | 09:10 | 07 | none | 09:25 | 07 | none | 09:36 |
08 | 00:11 | 10:08 | 08 | 00:01 | 10:21 | 08 | 00:00 | 10:31 |
大阪の月出没時刻 | 福岡の月出没時刻 | 那覇の月出没時刻 | ||||||
05/02 | 20:07 | 06:13 | 05/02 | 20:26 | 06:36 | 05/02 | 20:26 | 06:58 |
03 | 21:00 | 06:50 | 03 | 21:19 | 07:13 | 03 | 21:17 | 07:37 |
04 | 21:52 | 07:31 | 04 | 22:11 | 07:54 | 04 | 22:08 | 08:20 |
05 | 22:43 | 08:15 | 05 | 23:02 | 08:39 | 05 | 22:57 | 09:05 |
06 | 23:30 | 09:03 | 06 | 23:49 | 09:27 | 06 | 23:46 | 09:53 |
07 | none | 09:55 | 07 | none | 10:19 | 07 | none | 10:45 |
08 | 00:15 | 10:51 | 08 | 00:34 | 11:15 | 08 | 00:32 | 11:39 |
う お | おひつじ | お う し | ふ た ご | か に | し し | お と め | てんびん | さ そ り | い て | や ぎ | みずがめ |
5/03 |
5/06 |
5/08 |
雨と月
毎夜巡る月を追い続ける私たちにとって、天候は最も気がかりな要素の一つです。 これからの季節、憂鬱な雨が月への想いを阻む存在となってしまうのはとても残念なことです。 さて、およそ今から200年前の1794年に、ドイツの哲学者カントは「天候に及ぼす月の影響」と言う論文を発表しています。 現在、様々な分野で月との相関を見いだそうとする動きが起きている中、彼はその先駆的な人物として捉えることが出来ます。 季節の移り変わりのように月の運行とは関わりなく、天候や風の変化があることを否定するものではなく、あくまで月の影響を受ける部分があり、天文学的に計算された法則とまでは行かなくとも、将来の気象観測において考慮されるべき規則として、注目にあたいするとしています。 一方、疾病と天候(降水量)の関係については、1950年代からある意味で相関が認められており、ドイツのハンブルグ気象台では、今でも疾病予報が行われています。 疾病と天候の関係を調べるうちに、新月から上弦に掛けてと、満月から下弦に掛けての期間に降水量量の増加が見られると言うことを、アメリカの科学者であるブラットリーは1960年代の始めに発見しています。 それはアメリカ合衆国における1900年から50年間の降水量を月齢から比較したもので、その結果はアメリカのみならず、ニュージーランドや日本でも同じように推移していることが明らかになってきています。 しかしながら全世界的に共通する降水と月齢位相の関係が、どのような機構によって引き起こされているのでしょうか? 興味深い説がいくつか存在する中、月からの流星塵説があります。 雨の元を作るものが、大気中の塵の微粒子であることは良く知られています。 水分を豊富に含んだ雲の中で、塵を核とする氷晶が雨となって地上に降り注がれて来ます。 この氷晶核となる塵が実は月から飛来する流星塵であると言うものです。 散在流星の群が地球の公転軌道を横切る際に、地球の周囲を回る月の表面に落下し、飛び散った破片(微粒子)が毎秒10km程度の速度で地球に到達するものであると言うのです。 隕石のまれなグループの1つであるユークライトはカルシウム性の隕石で、高いタングステン含有率において、月の岩石と組成的に非常に似ているため、大きな隕石が月に落下した際に、表面から投げ出された月の岩石ではないかと考えられていることからも、充分に可能性があります。 このように考えると月からの流星塵は、朔望月の周期中に2回の極大が現れるはずであり、これが新月と満月の前後と言うことになるわけです。 昨年は全国的に話題となった、しし座流星群などをはじめとするほぼ全ての流星群についても、同様な氷晶核の増加と関係があるとの報告が出されています。 また、1994年には天文観測衛星のIRSの赤外線観測により、太陽系内の小惑星塵が地球の公転軌道に沿って閉じこめられるようにして分布していることが分かり、月と地球はその中を掻き回すようにして運行していることが明らかとなりつつあります。 地球の雨という私たち身近な現象が、太陽系内の宇宙空間に広がる塵と、月面からの飛来という現象として結びついていると考えるだけでも、宇宙の神秘を感じずにはいられません。 入梅の季節、憂鬱な雨を月からの贈り物として眺めてみるのも、また格別かも知れませんね。 |
月に見つけた日本人
Anniversary 30th
月のクレーターとして名の付いた日本人天文学者をご紹介します。
仙台生まれ。1897年東京帝国大学星学科卒業、1906年同大学助教授。 1915〜19年イェール大学に留学、1919年に東京帝国大学教授。 1920年に東京天文台遍歴主任を兼任。 1918年小惑星の群のうち、固有離心率、固有軌道傾斜がほぼ等しい値を示すグループがあることを発見。 同意母惑星から生まれた小惑星の集まりと考え、<族>と命名する。 月面(裏側)のクレーターに平山 信と共同で<ヒラヤマ>の名がある。 < 族 > 小惑星がはその大きさが小さく暗いものが多く、第一号のケレスが発見されたのは1801年1月1日でした。 ケレス小惑星の軌道計算を行うと、太陽から2.77天文単位の距離に位置し、ボーデの法則により火星と木星の間に存在すると予想された惑星の位置(2.8天文単位)と一致するものでした。 その後、次々と発見された小惑星は元となる一つの惑星が破壊され誕生したものと考えられていましたが、現在までに発見されている小惑星の全質量を加え合わせても地球の質量の0.0002倍にしかならないことなどから、太陽系が出来上がった時、すでに多数の小天体として誕生し、更に衝突によって無数の小惑星を作ったものであると考えられてきました。 現在では異なった軌道上を運行しているように見える小惑星も、丹念に固有離心率や、固有傾斜を計算してみると、いくつかの近い値にまとまることが分かりました。 このような起源の同じ小惑星の集まりを族という概念で捉えたのが、平山清治でした。 当初は族の数も五つ(テミス族・エオス族・コロニス族・マリア族・フローラ族)で、これに属する小惑星の数も多くありませんでしたが、現在では総数29の族が確認されています。 小惑星の推定存在数(直径:個数)
100km以上 200個 10km以上 約2,000個 1km以上 約50万個 1m以上 100億個以上 99/05/16号につづく |
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