The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 1999/05/09 ] DrawUp 1999/05/06
毎月の状況をカレンタ゛ー形式で表わしました。 | ||
任意日時で月齢や月と太陽の位置や距離を算出します。 | ||
毎年のカレンダーとして印刷してお使い戴けます。 | ||
月齢や月と太陽の位置や距離をリアルタイムで算出します。 | ||
生まれたときの月相を用いた占いをご紹介します。 | ||
天体位置推算のご紹介とソフトのダウンロード。 |
Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
9 23.31 41.98 やぎ |
10 24.31 31.61 みずがめ |
11 25.31 21.75 みずがめ |
12 26.31 13.01 うお |
13 27.31 6.065 うお |
14 28.31 1.568 おひつじ |
15 29.31 0.000 おひつじ |
日 | 曜 | 月齢 | 危険 | 範囲 | キャプション | 何の日 | 旧暦 |
9 | 日 | 22.94 | 10 |
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下弦の月(02:29) 天王星が月の南0゜44′に接近(0:40) 月が黄道を通過:黄緯0゜(01:58)降交点 | 母の日 | 3/24 |
10 | 月 | 23.94 | 8 | 愛鳥週間(環境庁)〜5/16 | 3/25 | ||
11 | 火 | 24.94 | 6 | 3/26 | |||
12 | 水 | 25.94 | 5 |
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月が天の赤道を通過(21:12) 金星の赤緯が最北+25゜58′(08:20) | ナイチンゲール記念日(日本赤十字) | 3/27 |
13 | 木 | 26.94 | 5 | 木星が月の北3゜23′に接近(16:30) | 三社祭り(浅草)〜5/16 | 3/28 | |
14 | 金 | 27.94 | 6 |
|
水星が月の北3゜33′に接近(23:51) 土星が月の北2゜47′に接近(21:04) 水星が土星の北0゜37′に接近(0:37) | 種痘記念日 | 3/29 |
15 | 土 | 28.94 | 8 | 新月・朔(21:05) | 葵祭り(京都) | 4/1 |
札幌の月出没時刻 | 仙台の月出没時刻 | 東京の月出没時刻 | ||||||
05/09 | 00:50 | 11:10 | 05/09 | 00:42 | 11:21 | 05/09 | 00:42 | 11:30 |
10 | 01:26 | 12:15 | 10 | 01:20 | 12:24 | 10 | 01:21 | 12:32 |
11 | 02:00 | 13:23 | 11 | 01:56 | 13:29 | 11 | 01:58 | 13:35 |
12 | 02:32 | 14:34 | 12 | 02:32 | 14:36 | 12 | 02:35 | 14:42 |
13 | 03:05 | 15:47 | 13 | 03:07 | 15:46 | 13 | 03:12 | 15:50 |
14 | 03:39 | 17:02 | 14 | 03:45 | 16:58 | 14 | 03:51 | 17:01 |
15 | 04:16 | 18:19 | 15 | 04:25 | 18:12 | 15 | 04:33 | 18:13 |
大阪の月出没時刻 | 福岡の月出没時刻 | 那覇の月出没時刻 | ||||||
05/09 | 00:57 | 11:50 | 05/09 | 01:17 | 12:13 | 05/09 | 01:16 | 12:35 |
10 | 01:37 | 12:51 | 10 | 01:57 | 13:13 | 10 | 01:59 | 13:33 |
11 | 02:15 | 13:54 | 11 | 02:35 | 14:16 | 11 | 02:40 | 14:32 |
12 | 02:52 | 14:60 | 12 | 03:13 | 15:21 | 12 | 03:21 | 15:34 |
13 | 03:30 | 16:07 | 13 | 03:51 | 16:29 | 13 | 04:03 | 16:37 |
14 | 04:09 | 17:17 | 14 | 04:31 | 17:38 | 14 | 04:47 | 17:43 |
15 | 04:51 | 18:29 | 15 | 05:14 | 18:49 | 15 | 05:33 | 18:50 |
う お | おひつじ | お う し | ふ た ご | か に | し し | お と め | てんびん | さ そ り | い て | や ぎ | みずがめ |
5/12 |
5/14 |
5/10 |
加速する月
比較的良く知られていることですが、月は私たちの地球から遠ざかっていると言われます。 私たちが日々月を意識することが減りつつ現状を嘆き、月の方が地球を見捨てて去って行こうとしているのだと皮肉られますが、僅かながら月が地球との距離を増しているのは事実です。 およそ100年間に3.4メートル、1年にして3.4センチずつ平均距離が増していると言われています。 現実には、約27日と13時間の周期でおよそ+−2万キロも、その距離を変えている月にとって、あまりに些細な距離と言ってしまえばそれまでかも知れません。 しかし、これは言い換えると地球の自転が遅くなっていることを意味ています。 毎年のように組み込まれる閏秒は、盛んにその遅れを調節し社会生活に混乱を来さないようにしているのです。 日々繰り返される潮の満ち引きが、地球の自転に与える抵抗となり、しいては月の公転角運動に吸収されて行くことになります。 このような現象を永年加速と言いますが、月と地球だけに見られる現象ではなく、お隣りの火星の衛星フォボスや、木星の衛星アマルテアのほか、土星の衛星ミマスなどにも見られる現象です。 月が遠ざかっていることは、どんなに目を凝らしてみても、私たちに見極めることはできません。 しかし、歴史的な時間の中では意外にも大きな変化となって現れてきます。 およそ30億年前には地球から1万8千キロの距離にあったことことになり、想像を絶する巨大な月が存在したことになります。 しかし、そうなると現在の様な大きさのでは無かったのではないかと言う疑問も湧いてきてしまいます。 元々核となるような比較的小さな衛星として誕生した月が、小惑星の衝突により宇宙空間に放出された地球マントルを取り込むように成長しつつ、永年加速を起こしながら少しずつ遠ざかって行ったのではないかと考えたくなってしまいます。 いずれにしてもそれらは想像の域を出ませんが、少なくとも10万年前には3.4キロ、100万年前には34キロも、現在より近かったことは確かです。 そして、それは月の軌道が次第に広がり、決して同じ道筋を辿るものではないことを教えてくれます。 今夜見る月もまた決して同じ月ではなく、この瞬間に生きとし生けるものにだけ見ることを許されたれた姿なのでしょう。 毎夜巡る月を見上げては、そんな思いを巡らすのもまた楽しいものです。 |
天文学と古代文明
−2:エジプト文明− Anniversary 30th
月に関連する事柄を調べ進めるうちに、太陽太陰暦(旧暦)の起源などから、古代文明と天文学について、強い感銘を覚えるようになりました。 WWWサイト、The Moon Age Calendarも古代文明人たちと相通じることを目指しているのかも知れません。 先月から数回に渡って、私なりの感覚で古代文明と天文学について、お話しさせていただきたいと思います。 エジプトの暦は、前回お話ししたバビロニアの暦とは反対に太陽の運行に負うところが大きかったようです。 紀元前4000年頃には、すでにエジプトの人々は30日ずつの暦月が12と5日で365日の太陽年が成り立っていると言うことを知っていました。 1年の始まりは、おおいぬ座のシリウスの最初の星の出によって、すなわちシリウスが太陽に近く見えない時期の後に、夜明けに初めて現れるとき時と定めたのでした。 本来この時期はナイル川の洪水の始まりと一致していました。 そして詳しい観測の結果、4年に1日の割合でシリウスの星の出が遅れることが明らかになって来たのです。 ようやく1460年(ソシス周期)の後になって、シリウスの初出とナイル川の洪水の時期は再び一致しました。 この事実から1年の長さは実際には365.25日であることが分かり、紀元前238年から4年に一度閏日(うるうび)が設けられることになりました。 エジプトでは様々な星座と並んで黄道帯を特別な神々に仕える36のいわゆる司祭に分割していたのは有名なところです。 これほど進んだ天文学を有していたにもかかわらず、天体の諸現象を与えられたものとして受け入れるだけの存在でした。 ギリシャ時代に至るまで、そこに隠されたものを解明しようと模索したりする事はなかったのです。 地球は円盤のようなもの、あるいはそれに類似した形状をしており、天空によって丸く囲まれているとされていました。 その天空はときには実体的なものとして、エジプトでは天体の女神ヌットと考えられていました。 ギリシャ時代にはアルキメデスの登場まで、天文学から真実を導き出すことが出来なかった宗教としての僧侶天文学として区別することが出来ると思います。 さて、次回は天文学の新しい発展を迎えたギリシャ文明についてお話致します。 99/05/30号につづく |
世界に見る月
Anniversary 30th
世界の国旗に見る月をご紹介します。
上部の月は王家一家、下部の太陽は宰相一家を表し、 末永い国の繁栄を願ったものと言われています。 ● 面積:14万797平方キロメートル(北海道の約1.8倍) ● 人口:2191万人 (1995年推計) ● 言語:ネパール語 ● 宗教:ヒンドゥー教(86.51%) 仏教(7.78%) イスラム教(3.53%) ● 通貨:ネパール・ルピー ● 国際電話コード:977 世界で一番高い山エベレスト(ネパール名サガルマータ、中国名チョモランマ。標高8,848m)と中国に挟まれた小さな国です。 ヒマラヤ山脈、ブッダの生誕地、カースト制度、ゴルカ兵、紀元前から都市国家として始まる歴史ある文化、多民族国家など、ネパールは安全で自然豊かな観光地としても有名です。 ネパールの特徴は、比較的狭い地域に見られる複雑多様な自然環境とインド、チベットの2大文明圏に挟まれた歴史的展開です。 また、その上に織りなす民族と社会、文化の地域的多様性、そして長い鎖国状態を脱し近代国家として歩みつつある点でしょう。 文化的には、その支配層、主流民族言語、宗教等から見てインド文化の性格を持っています。 一方、ネパールは現在森林の激減と言う大きな問題が進行しています。 30年前に1,100万人と見られていた人口が、爆発的に増え続け現在2,100万人を越え、農地の拡大と燃料のための森林伐採を招いたと言われています。 神々の国ネパールは、伸び悩む経済と自然破壊の中で、その行方を模索しているところなのかも知れません。 森林破壊による失明・消化器障害その他の病気、乳児死亡率、平均寿命の短命化、水力発電所の破壊、農地の荒廃、 生態系破壊など様々な問題が指摘されています。 そんな状況を少しでも改善するためにも、多くの国々から植林や、教育機関の整備などの援助が行われています。 日本からも様々な援助活動が支援されているようです。 ネパール大使館
東京都世田谷区等々力7-14-9 tel(03)3705-5558 99/05/23号につづく |
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The Moon Age Calendar Weekly Magazine for TEXT
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