The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 1999/05/16 ] DrawUp 1999/05/13
毎月の状況をカレンタ゛ー形式で表わしました。 | ||
任意日時で月齢や月と太陽の位置や距離を算出します。 | ||
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月齢や月と太陽の位置や距離をリアルタイムで算出します。 | ||
生まれたときの月相を用いた占いをご紹介します。 | ||
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Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
16 0.995 1.545 おうし |
17 1.995 6.039 おうし |
18 2.995 13.01 ふたご |
19 3.995 21.82 ふたご |
20 4.995 31.79 かに |
21 5.995 42.28 かに |
22 6.995 52.78 しし |
日 | 曜 | 月齢 | 危険 | 範囲 | キャプション | 何の日 | 旧暦 |
16 | 日 | 0.62 | 9 |
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月最近357,093km(00:07) 月が牡牛座 アルデバランの北0゜51′に接近(21:27) | 4/2 | |
17 | 月 | 1.62 | 7 |
| 世界電気通信日 | 4/3 | |
18 | 火 | 2.62 | 5 |
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月の赤緯が最北+20゜05’(21:12) 金星が月の北5゜35′に接近(23:28) | 国際紛争平和処理条約記念日 | 4/4 |
19 | 水 | 3.62 | 5 | 団扇撒会式(奈良) | 4/5 | ||
20 | 木 | 4.62 | 7 |
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ローマ字の日(日本ローマ字社) 東京港開港記念日 | 4/6 | |
21 | 金 | 5.62 | 9 |
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太陽黄経が60゜(20:52) 月が黄道を通過:黄緯0゜(12:11)昇交点 | 小満 | 4/7 |
22 | 土 | 6.62 | 9 |
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上弦の月(14:34) 月が獅子座レグルスの北0゜43′に接近(12:55) | ガールスカウトの日 | 4/8 |
札幌の月出没時刻 | 仙台の月出没時刻 | 東京の月出没時刻 | ||||||
05/16 | 04:58 | 19:34 | 05/16 | 05:09 | 19:25 | 05/16 | 05:19 | 19:24 |
17 | 05:46 | 20:46 | 17 | 05:59 | 20:35 | 17 | 06:10 | 20:34 |
18 | 06:40 | 21:51 | 18 | 06:55 | 21:39 | 18 | 07:06 | 21:38 |
19 | 07:40 | 22:47 | 19 | 07:55 | 22:36 | 19 | 08:06 | 22:35 |
20 | 08:44 | 23:34 | 20 | 08:58 | 23:25 | 20 | 09:09 | 23:24 |
21 | 09:50 | none | 21 | 10:02 | none | 21 | 10:12 | none |
22 | 10:55 | 00:14 | 22 | 11:05 | 00:07 | 22 | 11:13 | 00:08 |
大阪の月出没時刻 | 福岡の月出没時刻 | 那覇の月出没時刻 | ||||||
05/16 | 05:38 | 19:40 | 05/16 | 06:01 | 20:00 | 05/16 | 06:23 | 19:58 |
17 | 06:29 | 20:49 | 17 | 06:53 | 21:08 | 17 | 07:18 | 21:05 |
18 | 07:26 | 21:53 | 18 | 07:50 | 22:12 | 18 | 08:16 | 22:08 |
19 | 08:26 | 22:50 | 19 | 08:50 | 23:09 | 19 | 09:16 | 23:06 |
20 | 09:29 | 23:40 | 20 | 09:52 | 23:59 | 20 | 10:18 | 23:58 |
21 | 10:31 | none | 21 | 10:55 | none | 21 | 11:18 | none |
22 | 11:32 | 00:23 | 22 | 11:55 | 00:43 | 22 | 12:16 | 00:44 |
う お | おひつじ | お う し | ふ た ご | か に | し し | お と め | てんびん | さ そ り | い て | や ぎ | みずがめ |
5/16 |
5/18 |
5/20 |
5/22 |
太陽と月
ノストラダムスが予言していると言われる1999年7の月にあたる1999年8月11日(旧暦7月1日)には、ヨーロッパからアジアにかけて皆既日食が起こります。 各社旅行代理店などからも多くのツアーが企画され、海外遠征を計画するアマチュア天文家にとっても最終的な観測地を決定する時期となり、にわかに慌ただしくなってきているようです。 皆既日食とは新月時に、太陽と月の黄経と黄緯が等しくなることにより、月が太陽を完全に覆い隠してしまう現象で、小さな月の影は時速5千キロ以上もの速度で地球上を移動して行きます。 今回の皆既日食では、月の落とす影が幅約100キロ全長1万数千キロに渡る帯となります。 日食には皆既日食の他に金環日食や部分日食と呼ばれるものがあります。 部分日食の場合には、月の影が通る皆既日食帯が約100キロ程度しかないため、そこから外れる地域では月が太陽の全てを隠せないことになります。 一方、金環日食とは太陽と月が重なり合ったときに、月の方が僅かに小さく周縁に太陽の輝きが見える日食を言います。 金環食直前には有名なダイヤモンドリングが見える、なかなか魅力的な日食でもあります。 こうしてみると皆既日食では、月と太陽が見かけ上全く同じ大きさに見えるときに起きる日食であることが、なにか特別な意味があるようにさえ思えてきます。 それでは実際には大きさの全く違う太陽と月が、どうして同じ大きさに見えるのでしょうか? それは月と太陽の大きさの違いと、地球と月そして地球と太陽の距離に関係しています。 まず月の半径は1738キロメートルで地球の4分の1強しかなく、太陽の半径の69万6千キロメートルと比較すると、約400分の1しかありません。 一方、地球と月そして地球と太陽の距離については、月との距離が平均38万4400キロメートルであり、太陽との距離の1億4960万キロメートルと比較すると、これまた約400分の1でしかないことになります。 つまり太陽の400分の1でしかない月が、太陽との距離から400分の1の所に位置していることにより、両者の見かけ上の大きさが全く同じに見えてしまうことになるのです。 これを単なる偶然と捉えるには余りにも上手く出来過ぎていると考えたくもなってしまいます。 しかしながら月と太陽の見かけ上の大きさは常に変化しています。 月は楕円軌道を描いて公転し、近点月という地球に最も接近するときには大きく見えます。 この見かけ上の大きさのことを視半径といい、月の大きさは角度で16分45秒から14分41秒まで変化し、太陽は16分18秒から15分46秒まで変化しています。 これにより時には月と太陽が殆ど同じ大きさに見え、またある時には月が大きかったり反対に小さかったりすることになる訳です。 また日食や月食が起こる周期で18年と11日(6585日)は、食年・朔望月・近点月・交点月の最小公倍数に極めて近く、この周期で地球上では食分や皆既・金環などの違いに至るまで殆ど同じ日食や月食が見られることが知られています。 この周期のことをサロス周期と言い、古くバビロニア時代から知られていたと言われています。 いにしえの時代から、太陽と月の織りなす不思議な現象は、緻密な観測を続けた彼らバビロニア人の心を捉えて放さなかったのでしょう。 |
月に見つけた日本人
Anniversary 30th
月のクレーターとして名の付いた日本人天文学者をご紹介します。
東京生まれ。1888年東京帝国大学星学科の第1回卒業生。 1990年〜94年グリニッジ、ポツダムに留学。94年帰国後、東京帝国大学講師、95年に教授。 東京麻布にあった東京天文台の寺尾 寿初代台長を補佐して施設の完備、経営、後進の指導に当たり、1919年第2代台長に就任。 東京天文台の多摩群三鷹村移転(1921年公布)に際しては全力をふるって働き、また水沢国際緯度観測所、三鷹国際報時所、日本天文学会などの創立に尽力。 太陽の理論的研究、小惑星の軌道決定、Tokyo・Nipponの2個の小惑星を発見などの功績がある。 月面(裏側)のクレーターに平山 清次と共同で<ヒラヤマ>の名がある。 [ 小惑星 ] 小惑星は充分かつ確かな観測により、信頼できる軌道要素が決定され、通し番号と名称を付ける権利が発見者に与えられます。 1900年3月6日平山 信の発見した498番「東京」をはじめとして、1977年までに日本人が発見した小惑星は16個に過ぎませんでしたが、現在では1000個を突破しその勢いは留まるところを知りません。 1998年には日本人による小惑星の登録数が、前年の世界第2位から第1位へと躍進しました。 ところが小惑星の名称に対する提案権があるにも関わらず、命名作業が全体の3割ほどしか達成されていないと言います。 これは近年、観測機器の急速な進歩によって自動捜索による大量発見が相次いでいることが原因のようです。 新しい星を発見して名前を付けるというアマチュア天文家の夢は次第に困難となりつつあります。 また、アマチュアによる自由な命名に対して、一部の学者から「星の名前にふさわしくない命名は止めるべきだ」との意見もあり論議を醸し出しています。 さらに人工衛星に危険を与えるスペースデブリを専門に検出する口径1mの望遠鏡が、科学技術庁により岡山県美星町に2002年の建設が予定され、全自動的に新小惑星などが連続発見されるようになると、アマチュア天文家には更に厳しい状況になると見られています。 99/05/30号につづく |
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The Moon Age Calendar Weekly Magazine for TEXT
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