The Moon Age Calendar >> Main >> Relation >> Moon's World >> Kingdom of Nepal  DrawUp 2000/04/07



Moon's World



世界に見る月

世界の国旗に見る月をご紹介します。

Weekly Magazine 発行30週記念特集して99/04/18〜09/12までの期間連載していたものです。
Web用コンテンツとして再構成致しまして掲載させて戴くこととなりました。

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ネパール王国
Kingdom of Nepal

上部の月は王家一家、下部の太陽は宰相一家を表し、
末永い国の繁栄を願ったものと言われています。

● 首都:カトマンズ
● 面積:14万797平方キロメートル(北海道の約1.8倍)
● 人口:2191万人 (1995年推計)
● 言語:ネパール語
● 宗教:ヒンドゥー教(86.51%) 仏教(7.78%) イスラム教(3.53%)
● 通貨:ネパール・ルピー
● 国際電話コード:977

世界で一番高い山エベレスト(ネパール名サガルマータ、中国名チョモランマ。標高8,848m)と中国に挟まれた小さな国です。
ヒマラヤ山脈、ブッダの生誕地、カースト制度、ゴルカ兵、紀元前から都市国家として始まる歴史ある文化、多民族国家など、ネパールは安全で自然豊かな観光地としても有名です。

ネパールの特徴は、比較的狭い地域に見られる複雑多様な自然環境とインド、チベットの2大文明圏に挟まれた歴史的展開です。
また、その上に織りなす民族と社会、文化の地域的多様性、そして長い鎖国状態を脱し近代国家として歩みつつある点でしょう。
文化的には、その支配層、主流民族言語、宗教等から見てインド文化の性格を持っています。

一方、ネパールは現在森林の激減と言う大きな問題が進行しています。
30年前に1,100万人と見られていた人口が、爆発的に増え続け現在2,100万人を越え、農地の拡大と燃料のための森林伐採を招いたと言われています。

神々の国ネパールは、伸び悩む経済と自然破壊の中で、その行方を模索しているところなのかも知れません。
森林破壊による失明・消化器障害その他の病気、乳児死亡率、平均寿命の短命化、水力発電所の破壊、農地の荒廃、 生態系破壊など様々な問題が指摘されています。

そんな状況を少しでも改善するためにも、多くの国々から植林や、教育機関の整備などの援助が行われています。
日本からも様々な援助活動が支援されているようです。

ネパール大使館
東京都世田谷区等々力7-14-9 tel(03)3705-5558