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赤・白・青はイギリスの国旗に由来する。 月と星はイスラム教、 赤と白の線は独立時の14の州を表現している。 ● 面積:32万9758平方キロメートル(日本の約10分の9) ● 人口:2014万人 (1995年推計) ● 言語:マレー語 ● 宗教:イスラム教(53%)・仏教(17%)・ヒンズー教(4%) ● 通貨:リンギット(RM) ● 国際電話コード:60 マレーシアは、タイと国境を接する、マレー半島の西マレーシアと、南シナ海を隔ててボルネオ(カリマンタン)島の北部を占める東マレーシアから成り立っています。 北緯1度から6度の赤道直下に位置し、森林に覆われた緑豊かな国であり、国内各地には美しい海や高原のリゾートが数多くあります。 南国特有の豊かな大自然と同時に鉱山資源にも恵まれ、ASEAN諸国では1人当たり国民所得がシンガポールに次いで高い国となっています。 13世紀に訪れたイスラム商人から、ポルトガル人、オランダ人に続いて英国人がマレー半島に上陸し、19世紀には錫の鉱脈発見とともに中国人やインド人労働者がゴムの栽培とともに集められ、多彩な生活習俗・宗教・文化がもたらされたと言われています。 マレー語は植民地時代を経て独立を達成したマレーシア・シンガポール・ブルネイ・インドネシア(インドネシア語)の国語となっっています。 これらの国々の他に、マレー語はタイ南部やフィリピンのスールー群島などで話されていて、その使用人口と分布域は東南アジアで最大を誇っています。 現在、東南アジアを中心に約2億人を超える人々が、生活の中でマレー語を使用しています。 マレー語は、世界の中でも有数の使用人口を持つ国際語となっていることも事実です。 1941年12月の大平洋戦争開戦とともに日本軍はコタ・バルなど3地点に上陸し、1942年1月11日にクラアルンプールを、2月15日にはシンガポールを占領しています。 日本軍の進攻は、英国の植民地支配を一時的にせよ一掃したため、マレー・ナショナリズムの向上に繋がったとも言われています。 1945年8月に日本が降伏すると、9月には再び英国が支配し、翌年マラヤ連邦案を公表しますが、外来人優位に対する反発を主張し、同年マレー人が最初に組織した政党として、統一マラヤ国民会議(UMNO)が発足、1957年に独立国となりました。 1963年には、連合4州、非連合5州、ペナン、マラッカ、それにシンガポールとサバ、サラワクを加えたマレーシア連邦を結成しますが、中国人が多数を占めるシンガポールは2年後に分離しています。 現在、東マレーシアを中心として観光開発化が進んでおり、多彩な観光行事が展開されています。 |