The Moon Age Calendar Weekly Magazine [ 2000/03/05 ] DrawUp 2000/03/03



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Weekly Magazine #077

今週の総発行部数 2232 部
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今週の月

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月と黄道星座

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今週の月

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Week 2000 / 03 / 05 ~ 2000 / 03 / 11
SunMonTueWedThuFriSat
月齢:28.95
5
28.95
0.561
みずがめ
月齢:0.279
6
0.279
0.086
みずがめ
月齢:1.279
7
1.279
1.841
うお
月齢:2.279
8
2.279
5.883
うお
月齢:3.279
9
3.279
12.12
うお
月齢:4.279
10
4.279
20.33
おひつじ
月齢:5.279
11
5.279
30.11
おひつじ

月相:月齢:輝面比は21:00の値です。

月齢危険範囲キャプション何の日旧暦
28.5807
太陽黄経が345゜(15:43)
水星が月の北6゜13′に接近(22:19)
啓蟄1/30
29.5808新月・朔(14:17)
2/1
0.9048


消防記念日(消防庁)
警察制度改正記念日
二日灸
2/2
1.9045
月が天の赤道を通過(11:47)
夕方の西空に火星・木星・土星と月の接近
国際婦人デー(総理府)
ミツバチの日
2/3
2.9043
火星が月の北4°48′に接近(02:26)
2/4
103.9043
木星が月の北04°09′に接近(04:41)
くじら座μ星(4.4等級)の星食(18:54)
土星が月の北02°55′に接近(19:58)
農山漁村婦人の日
LPガス消費者保安デー
2/5
114.9044
遊園地の日2/6

月齢値は正午の値です。



今週の危険度

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週間危険度偏差は上に行くほど危険度が増すことを示します。

詳しい内容については危険度グラフ、算出方法についてはCalculateのページをご覧下さい。



月の方位と高度

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月の高度と輝面比


月の方位と高度


太陽と月



各地の月出没時刻

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札幌青森仙台東京名古屋
03/0505:4516:1905:4316:2505:3716:2905:3816:3805:4816:50
0606:1617:2406:1517:2906:1217:3106:1317:3806:2417:50
0706:4618:3006:4618:3306:4418:3406:4718:4006:5818:52
0807:1519:3707:1719:3907:1619:3807:2019:4207:3219:54
0907:4420:4507:4720:4607:4820:4307:5420:4608:0520:57
1008:1521:5508:1921:5408:2221:5008:2921:5108:4122:02
1108:4823:0508:5423:0308:5822:5709:0722:5709:1923:08
大阪広島福岡鹿児島那覇
03/0505:5416:5706:0617:1006:1317:2006:0917:2206:1417:40
0606:2917:5706:4218:1006:4918:1906:4718:2006:5318:36
0707:0418:5807:1619:1107:2419:2007:2219:2007:3119:34
0807:3720:0007:5020:1307:5820:2107:5720:2008:0920:31
0908:1121:0308:2421:1608:3321:2408:3321:2208:4721:30
1008:4722:0809:0022:2009:0922:2809:1022:2509:2722:31
1109:2623:1309:3923:2509:4823:3309:5023:2910:0923:33

時刻は左項が月出、右項が月没を示します。 none は当日に月出や月没が無い事を意味しています。


月と黄道星座

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赤い線が天の赤道、黄色い線は黄道を示します。各日09:00と21:00の位置を示します。
う お おひつじお う しふ た ご か に し し お と めてんびんさ そ り い て や ぎ みずがめ
月齢:2.279
03/08
月齢:4.279
03/10









月齢:28.95
03/05




コ ラ ム

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The Moon Age Calendar メーリングストへの投稿記事等の他、
旬の話題や注目の記事などを掲載しています。

月と暦


先週の火曜日は閏日でした。
気象庁のアメダスや郵便貯金のATMでコンピュータの誤作動やトラブルが発生してしまったようです。
前回のコラムでは、この閏年の問題について触れる予定だったのですが、月の起源説についてのニュースが入ってしまいましたので、急遽差し替えとなってしまいました。

今回思わぬ事態になってしまった第二の2000年問題とも言われるグレゴリア歴の仕組みについてお話したいと思います。

現在私たちが用いている暦はグレゴリオ暦です。
日本では明治5年(1872)の改暦によって、それまで約千年に渡って使われてきた月の運行を基準とした太陰暦は、以後、太陽の運航を基準とした太陽暦(グレゴリオ暦)に改められ現在に至っています。

太陽暦とは地球が太陽の周りを1周する期間(約365.2422日)に合致するように、地球の自転(1日)と太陰暦の名残である1ヶ月との組み合わせを模索した結果によるものです。

そもそも大の月(31日)と小の月(30日)を組み合わせて12ヶ月を作るという考え方は、グレゴリオ歴以前のユリウス歴によって導入されてきましたが、その後のローマの為政者達によって、月毎の日数は人為的に変えられて来たものです。
基本的は、31日×6回と30日×6回が交互に繰り返され366日になるために、小の月1ヶ月だけ29日の月を作り、1年を365日としました。

1太陽年が約365.2422日であることは、それ以前から春分の日のシリウス(おおいぬ座の1等星)の昇る位置の観測などから知られていましたので、4年に1日の閏日を置くことで合わせようとしてきました。

しかし、これでは1年が365.25日になってしまい、1太陽年との間に0.0078日ずつの誤差が毎年発生してきます。
およそ1000年で7.8日の誤差で、つまり約128年に1日の差が出ることになります。

キリスト教で重要な祭日である復活祭は、春分の日の後に来る満月の次の日曜日とされてきましたが、基準となる春分の日は紀元3世紀から16世紀までの間(1257年間)に10日もずれてしまったと言われています。

この問題を克服するために、現在でも用いられているグレゴリア歴では4年に一度の閏日の設定の他に、400年に3回閏年を止めることで、ほぼ勘定が合うと考えたものです。
これは西暦年が100で割り切れ、400で割り切れない年は閏年としないと定めたものです。

言い換えると、4で割り切れる年は閏年、但し100で割り切れる年は平年、さらに400で割り切れる年は閏年となるわけです。

そこで、今年の閏年はなぜ第2の2000年問題と言われるのでしょうか?
一般に閏年というと4年に一度ということが知られており、上記のような100年や400年に一度の調整については、余り気にしていないのが現状です。

グレゴリア歴について不十分な理解しかしていないプログラマが、ソフトウェアの日付管理の部分を作成したことで、100年に一度の平年処理だけが行われてしまい、今年の2月29日が無くなってしまうことになったのではないかと考えられています。

従来の暦法に比べてシンプルで精度の高いグレゴリア歴ではありますが、それでも完全に1太陽年と一致しているわけではありません。
厳密には1年の長さが400年間の平均で365.2425日になっているため、毎年約0.0003日(約25秒)の誤差が出てくることになります。
これは、およそ3000年に1日の誤差となって来るのですが、その過剰な日をいつ取り除くかについての定義は執り行われていません。

様々な改暦を望む声が世界中から多く寄せられているのも事実で、グレゴリア歴の100年と400年の調整を廃止し、128年に一度閏年を置かないようにすることで、約8万年もの間1太陽年との誤差無く使用できるカレンダーになります。

しかし、これまでお話ししてきたように、現行歴の月の単位は歴史的に決められた人工的なもので、自然現象とは全く関わりのない不自然なものです。
実際にこれほど定着してしまった暦を、今すぐに変更することは非常に難しいことですが、自然現象を見るときに潮汐や月齢などの月の運行単位を全くなくしてしまったことは、非常に大きなマイナスであると言うことも確かな事実です。

かつての太陰暦のように、様々な事象を歴注として記入して役立ててゆくことが暦の指名であり、素晴らしい暦になって行くものと思います。

現行の暦に加えるべき最も大切な要素は太陰暦の目印であった月齢であり、旧暦を毎日の生活に用いていた、いにしえの人々と同じように、日々の月を見つめることで月との関連を持った自然現象が見えて来ることでしょう。

年末になると売り出される様々なカレンダーを選ぶときに、是非もう一度暦とは何かについて考えて欲しいと願っています。




NEWS & 特集

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Weekly Magzine発行60週記念からNewsと特集として継続する事なりました。
特集は各週でお届けするPC用の壁紙画像です。

Moon & Space News

最新の天文ニュースから月に関わるものなどをピックアップしてお伝えします。
ニュースが無い場合には、お休みする場合があります。

●太陽フレアーによる障害の可能性

太陽活動の極大期に入っている今年になって、大きな黒点が現れました。

太陽科学者によると、太陽表面を横切って動いている2つの大きな黒点が、最高で数日間は地球の方を向いていると予想されています。

これまでにも黒点によって、地球の気象や電力系統を混乱させる強力なフレアー射出物質による被害を予告してきました。

太陽フレアは、太陽系で最っとも大きな爆発で、一般的には何百万個もの100メガトン級水爆を一度に爆発させたのに匹敵するエネルギーを放出します。

巨大なフレアから放出される高荷電粒子は、送電設備や衛星通信システムに多大な被害を与える可能性があります。

1989年には、宇宙嵐によってカナダの発電所を停止させたため、何百万人もの人達が電気の使えない生活を強いられました。

太陽活動は約11年周期で強弱を繰り返ていますが、天文学者達は今年から来年にかけて極大期を迎ええると予測しています。

しかし、これまでのところ、太陽観測衛星SOHOからのデータでは、太陽は心配したほどのレベルの活動はしていないと、太陽物理学者ジョーゼフ博士は伝えています。

詳しい記事は以下のページで確認できます。
http://www.cnn.com/2000/TECH/space/03/01/sunspots/index.html

●木星探査機の壮絶なラストシナリオ

NASAは、木星探査機ガリレオの最後のミッションを木星かその衛星の1つに衝突させ華々しく終了させることを検討しています。

本来、この探査機は、強い放射線や木星の極めて高い大気圧の中で長時間絶えらるようには設計されていませんが、木星の大気圧で溶解してしまうか、衛星に衝突するまでの数分間は、貴重なデータを送ってくると科学者達は予想しています。

そうでなければ、この探査機は推進剤を使い果して制御不能になるか、重要な航法装置が壊れるのを待つだけとなります。
いずれにしても、木星周辺で単なるダストとなってしまうでしょう。

詳細は未だ決定されていませんが、この探査機は来年度中に最後のミッションへの出発命令を与えられることになりそうです。

木星に衝突することで、これまで得られなかった磁場に対する新しい発見をもたらすことになるでしょう。
ただし、ガリレオは低速度でしかデータを送れないために、その観測データ量は制限されると思われます。

「我々は、放射線がが絶え間なく急速に増加するあるポイントの環境まで行きます。もしその時点で我々が行き抜いていたら、接近するにしたがってデータを送ることがおろらくできるはずです。」と彼は言っています。

ガリレオと共に飛行した探査機が、1995年に突っ込んでとてつもない圧力で溶解する前に大気の組成のデータを送っています。

一方で、ガリレオ探査機を、木星の衛星のうちの1つに衝突させるという構想もありますが、この探査機がスペースシャトル・アトランティス号から打ち上げられてから11年であり、まだ微生物に感染している可能性も考えられるため、地球生命による汚染を禁止するべきだと言う意見が出てきています。

ガリレオ探査機は、木星の衛星エウロパで、地球外で初めて海洋の存在する最大の証拠を発見したしたからで、それは単純にそこに生命が存在する可能性があるからです。

これまでにも各種探査機の衝突によるミッション終了は、前例がないわけではありません。
昨年NASAのルナー・プロスペクターは、月の極部分の水を捜すためにクレーターに衝突しました。
結果的には有力な証拠は見つけられませんでした。

このシナリオの実行によって、ひとつでも多くの成果が得られることを期待しますが、科学者達にとって、それはきっと悲しい日になるでしょう。


詳しい記事は以下のページで確認できます。
http://www.cnn.com/2000/TECH/space/02/21/galileo.suicide.ap/index.html


今週の壁紙

昨年末にハッブル宇宙望遠鏡の大改修を行ったシャトルから捉えた月の姿です。

薄い大気の中から浮かび上がってくるようにさえ見えます。
日の出や日没の太陽が楕円に見えるように、この写真でも下の方が歪んでいます。

いつかは私たちもシャトルに乗ってこのような光景が見られる日が来るのでしょう。

画像サイズは600×480と1024×768ピクセルの2種類を用意しています。




お知らせ

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ドメイン及びサーバー変更のお知らせ

当サイトのドメイン及びサーバーが変更となります。
5月中旬までは従来のドメイン及びサーバーは使用可能ですが、コンテンツはすでに新ドメイン及び新サーバーに移転しています。
内部ページへのブックマークなどの変更を宜しくお願いいたします。

旧アドレス: http://moon.system.to/
新アドレス: http://moonsystem.to/   または   http://www.moonsystem.to/

従来のドメインから余り違わないドメインとなりますので分かりにくいですが、従来のmoonsystemの間のドットが無くなります。



NTT DoCoMoの携帯電話サービスのimodeに対応したWebページを正式に公開しました。

毎月の月相カレンダーに、月の出没時刻(東京)を添えています。(2000/01~2000/05)
手軽に使える掲示板やチャットなども設置しています。
今後は、更に情報の充実を目指して参ります。
http://www.moonsystem.to/imode/

表示の不都合やご要望など、info@moonsystem.toまで、ご遠慮なくお寄せ下さい。


Moon Mailing List
http://www.moonsystem.to/maillist/

The Moon Age Calendar のメーリングリストです。
天文や月について語り合いましょう。

ご投稿は下記のアドレスです。
ご投稿用アドレス moon-lst@y7.com

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新規ご加入につきましては、下記のフォームにて登録できます。
お送り戴いたメールアドレスに確認のメールが届きます。
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確認メールをリプライ(返信)送信することによって登録が完了します


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それは例えば
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といった感じのものです。

そのメールを単純にリプライ(返信)送信することによって初めて登録が済みます。

ご不明な点は下記アドレスまで、ご連絡をお願い致します。
moon-adm@y7.com または admin@moonsystem.to


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今後も更なる情報の充実を図ってまいります。

また、本サービスを中止したい場合には、以下のページから解除が行えます。
The Moon Age Calendar Weekly Magazine Registration
http://www.moonsystem.to/weekly/regist.htm
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The Moon Age Calendar Weekly Magazine
# 077
2000 / 03 / 05 ~ 2000 / 03 / 11

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The Moon Age Calendar
Takeo Nonaka